GWの旅の記録 パート2
写真を整理していると矢張り旅行先には社寺が多いようです。いつもの旅行では、高速利用でも1日走行距離は、せいぜい700キロ程が限度です。通常は500キロに留めています。そのため、関西圏へは希にしか行っていません。それでも平成16年(2004)のGW、大阪に住む長女家族が、千里から堺に転居したので訪ねました。600キロを超す距離です。
翌日、来たついでと高野山まで走り、その後橿原神宮で娘夫婦・孫と落ち合いました。
境内は広々として、鳥居をくぐり最初に目にしたのが南神門でした。素木建の八脚門で屋根は切妻造の桧皮葺と、解説にありました。
南神門の先には玉砂利を敷き詰めた広々とした空間がありました。参内しない場合はこの外拝殿でのお参りです。 昭和の建築と聞きましたが、幽玄な趣があります。
周囲を廻廊に囲まれた広い外院斎庭を隔てて、彼方に内拝殿が有ります。写真は見つかりませんが、廻廊の脇に庭の一部が覗いていました。
今まで沢山の寺社を巡ってきましたが、拝殿前の空間が、これほど広い記憶も多くはありません。観光の対象となる古刹や神宮は見事に維持され、伝統と文化の継承に貢献しています。一方、町の小さなお宮やお寺は、せっかくの境内が駐車場として使用されたり、結婚式場などの無粋な建物に占拠されて、訪れても居場所のない状態が多くあります。住職不在のお寺も数多く見ました。地方の過疎化に加え、都心でも地付きの住民の減少で、檀家氏子だけで維持するのも、苦労の多い時代になったのでしょうか。
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