2010年GW・北東北の旅・その21:日本一の茅葺屋根
黒石寺を後に観光バスの一団に追いつかれないように先を急いだが、僅か十分足らずで正法寺に到着した。
本堂・庫裡など多くの国指定重要文化財が有るが、その一つ入り口の惣門がお出迎えしてくれた。
右手の車道の先には茅葺屋根の庫裡とそれに連なる鐘楼も歓迎している。
惣門を入ると自然石の積まれた石段の先正面に本堂が鎮座していた。正式には「大梅拈華山圓通正法寺」となり、曹洞宗地方専門僧堂25ヶ所の一つであり修行道場となっている、と、webサイトにあった。
どっしりとした佇まい、扁額や軒の造りもしっかりとしており見るべきものが多いようだった。、日本一の茅葺屋根と言われる所以も分かる気がした。
本堂は少し高見にあり、境内が一望出来る。かっては仏殿、山門もあって伽藍を回廊で結ぶ禅宗形式の七堂伽藍の形式が整っていた・・・これもサイトから・・・広い境内も頷ける。
庫裡からは内部にも参内出来るはず(有料だが300円とは“安!”京都の寺も見習って欲しい)開山堂にも上がり、茅葺屋根を間近で見たい。一旦境内中央に戻り改めて全体を見渡してみた。境内右手に重文の茅葺き屋根の庫裡が有り回廊で本堂と繋がっている。回廊の奥の斜面上には開山堂があるはずだが、この位置からは木の間に隠れていた。
5月5日になっていたが東北の春は遅く、桜の花が咲き残っていた。庫裡から続いて鐘楼が見えていたが、惣門の屋根の「とち葺き」、本堂・庫裡の「茅葺き」とは違うようだが「銅板葺き」にも見える。鐘楼は文化財に指定されていないので最近のものであろうか?
庫裡入り口の土間の先上がり框には韋駄天像が祀られていた。伽藍と僧、そして食物の守護神とのこと、この先本堂へと進むのであるが、もちろん堂内は撮影禁止は通例のこと、こっそり撮影出来たとしても公開は出来ない??建前である。本堂脇の階段を上って行くと、開山堂へ出るのだが・・・自慢したい画像が沢山残ってしまって・・・つづく・・・
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