紅葉には少し早かった 続・巣栗渓谷：長野県上田市武石

　巣栗渓谷の只中、落ち葉の階段を下りていくと今度は木の橋が架かっていた。

　渓谷沿いの道には落ち葉が散り、其所此処にキノコが顔を出していたが、もとより名も種別も知る由もない。夏の猛暑と秋初めの長雨でキノコは豊作と聞くが、毒キノコも多く君子危うきに・・・取ること能わず全て無視！

 

　先には滝見台であろうか高見に手摺りが見えていた。

　少し先で振り返ってみると橋は微妙に傾斜があり、その先の丸太で土留めをした階段の風情は、どこかで見たような？？コローの森の描写に似たような？絵画音痴、風景画は中学時代に図画の時間で観賞して印象に残っているコローしか思い浮かばないだけのこと！

　観瀑台と呼ぶ程でもないがお立ち台に立つと、すこし彼方に滝の落ちるのが見えた。

　一両日の雨の所為か谷を流れる水量は豊富で気味が良い程だった。僅かに色付いてはいたが紅葉にはほど遠い。

　滝見で道は途絶え、折り返すこととなった。深い渓谷には日が差し込みにくいが、行きに比べ周りが明るく日が差し込み木々が輝き始めた。

　来る時に見た東屋の脇を抜け

階段を上がり上の道路へ出ると、武石観光センターの前だった。