昔、敗戦後しばらくして、
やっと日本人にも外国旅行が許されたころのエピソードにこんなのがある。
アメリカの空港で、新人の入国管理官が、
日本人の記入した書類を見て首をひねっている。
書類は、日本人に宛てた入国申請書で、
その性別の欄に、「3」とか「4」とか数字が記入されているのだ。
それが一度や二度でなく、日本人の多くが、数字を書き込むのだ。
窓口で書類を見て首をひねっていると、
通りかかったベテラン職員が「どうかしたのかい」と声を掛けてきた。
書類を見せて、「ここへ数字を書く意味が分からないんですよ」と云うと、
ベテランは笑いをこらえながら、「それは彼らが英語に慣れてないからさ」と答えた。
つまり、性別を書き込む欄の「sex」を、
「sexual intercourseの回数を問われている」と勘違いして、
律儀な日本人たちは、
先週のことを思い出しながら、数字を書き込んでいたのだ。
やっと日本人にも外国旅行が許されたころのエピソードにこんなのがある。
アメリカの空港で、新人の入国管理官が、
日本人の記入した書類を見て首をひねっている。
書類は、日本人に宛てた入国申請書で、
その性別の欄に、「3」とか「4」とか数字が記入されているのだ。
それが一度や二度でなく、日本人の多くが、数字を書き込むのだ。
窓口で書類を見て首をひねっていると、
通りかかったベテラン職員が「どうかしたのかい」と声を掛けてきた。
書類を見せて、「ここへ数字を書く意味が分からないんですよ」と云うと、
ベテランは笑いをこらえながら、「それは彼らが英語に慣れてないからさ」と答えた。
つまり、性別を書き込む欄の「sex」を、
「sexual intercourseの回数を問われている」と勘違いして、
律儀な日本人たちは、
先週のことを思い出しながら、数字を書き込んでいたのだ。