漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

月を見る猿

2015年11月24日 | 

本棚に見覚えのない本が置かれている。

こんな本、買った覚えはないし、
図書館から借りてもいない、

もちろん、誰からも預かってないし、もらった覚えもない。

でも、いかにも出来立てほやほや、
「新入りです」と言う顔つきで、本棚に並んだ本の上に威張って寝そべっている。

タイトルは、「K体掌説」、
著者は「九星鳴」とある、これで「いちじくせいめい」と読むらしい。

表紙をひらくと、ごく短い文章がいくつか並んでいる。

それぞれのタイトルは、
「落ちる首」、「月を見る猿」、etc.・・・。

パラパラといくつか読んで、ふと思った、
こんな本を売りたいと思うヤツは、どう云う風に宣伝するのだろう、・・・と。

で、ネットで調べてみた。

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Kは小噺のK。
Kは簡潔のK。
Kは奇態のK。
つまりは、Kなる態の掌編。
これ即ち〝K体掌説〟。

ショートショートの新しい形。

明快ながら深遠。
飄々として真剣。
短くも奇妙な物語たちの展覧会。

一度読み始めれば、この独特の読み味を持つ、
短い物語にハマること間違いなし――。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~

この宣伝文句につられた方はお読みください。
読んで損はしない・・・と思います、・・・きっと。

すくなくとも私は楽しかった。

なお、先に種を明かせば、
この筆名、超有名な作家の偽装ペンネームです。

また、本棚にこの本を置いたのは宇宙人、・・・・・!!、

に偽装した我が同居人ドノでした、 
な~~んだ、そうだったのかよ、・・・びっくり、ポン。









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