秋ですなぁ、
朝、起きようとする時に吸う空気が冷やっこい。
私の子供のころ、
秋と云えば新芋の季節、
畑へ行って、
サツマイモをニ・三本掘り出し、
もみ殻を焼いてる焚き火の中へ放り込む。
そのアツアツをふうふう食べる。
私の子供のころの芋は、
まだまだ食糧不足の名残りがあった時代、
収量が第一の農林ナントカで、
今ほどおいしい品種ではなかったが、
それでも、なんだか楽しかった。
で、きのう、
近所のスーパーへ行って、
サツマイモの天婦羅を買いましてね、
これをソーメンと共に食べました。
まずは、
天婦羅を五つぐらいに切って、
それをソーメンつゆに浸し、
そのツユでソーメンをすすり込む。
天婦羅のコロモから出るダシが絡まり うまい。
むかしは、
トンカツや串カツでそうしていたんですが、
齢を重ねるとともに肉が芋に変化した。
つまりは老化ですな。(笑)
このごろは、
アンチエージングが時代のトレンドだそうで、
レレビなんかじゃ、
そんなCMが 盛んに流れますが、
ナニ、そんなことも無い。
齢をとると、
トンカツよりも芋の天婦羅の方がうまくなるし、
握り寿司よりも、
巻き寿司の方がうまいと思ったりするようになるモンです。
コレ、私のような貧乏人には
自分の好みに合わせているだけなのに安上がりで好都合。
老化した肉体にもそれなりの良さがある・・・
心頭を滅却すれば、老化もまた楽し、(笑)
なんぞと、ひとりごち乍ら、
芋の天婦羅を食べていた、きのうの昼メシ時なのであります。