漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

オダン、つまり旦那衆

2016年11月19日 | せけんばなし
いつだったか、
「ローカル路線バスの旅」と云う番組で、、

レギュラーのエビスさんが、ゲストのアッキーナにむかい
「競艇のCM出てるよね、アレ、ギャラいくら?」と訊いてました。

アッキーナが「そんなこと、ここで言いませんよぅ」とかわしたら、
エビスさん、

「そのギャラにはオレの損したカネも行ってるんだよね」と残念そうに言った。 

「損した」と言ってる、と云うことは、
“競艇ではもうからない”、と分かってるんだ。 (笑)

いつだったか、アナウンサーの徳光さんも、
「オレは一億円以上損してる」って言ってたから、

博打好きはみんな
“博打は損するモノだ”と知っててやってるらしい。 

不思議。 (笑)

そう云えば、エビスさんとトクミツさん、
なんとなく表情や雰囲気が似てるかもしれない。 

にこやかでおだやかそうで・・・。

あの顔 見てたら、
頭に「ヤ」の付く自由業の方たちはヨダレが出るだろうね。

だって、博打場に誘い込めば、ゼッタイ、上得意のお客だもの。

夢中になって大きく賭けそうだし、金払いは良さそうなオダン、

つまり、カモ、。 (笑)

でも、あの人たちはプロの開く賭場へは行かない、
・・・と、云うか、行けない。

だって、それがバレたら、本業で稼げなくなるもの。

でも、おかしなもんですね、
プロの賭場で、一晩遊んで百万円なら、

この人たちにとっては、それほどの痛手でもないだろうけど、

うっかり話せば、
警察沙汰になり、社会的に葬られかねない。

ところが、競輪なら、一億円負けても テレビで喋って大丈夫。

なぜなら、競輪や競艇は胴元がお国だから。

つまり、この国で一番いいカモは、
国家権力が握り詰めにしていて離さず、

払いの悪い客や、イカサマしそうな、
タチの良くない客は、ヤクザ屋さんへ回す。(笑)

なるほどね、世の中、うまくできてる。




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