漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

美人の涙

2014年12月20日 | せけんばなし

「人物伝」と云うのは、

“無名の人を褒め上げる”か、
“偉人とされている人を引きおろすか”、

結局はその二つに分かれるしかないのだそうです。

これは芸能スキャンダルにも云えることで、

マスコミがさんざん誉めそやした人気者ほど、
ひとたびスキャンダルとなれば、叩くときの注目度も高い。

散々持ち上げといて落とす、
その落差の大きさに、世間の野次馬も喜ぶわけで、

例えば、
現代のベートーベンと、アノNHKが持ち上げた人物が

ニセモノだと分かれば世間は大喜びして
テレビの視聴率が上がり、

世の多くの人が、
クオリティーペーパー№1と思っていた朝日新聞が、

いいかげんなデッチアゲを書いてたとなれば、
黙っているテレビでなくて、

ジャンジャン書いた週刊誌が飛ぶように売れる、と云うわけです。

しかし、なんです、

今年は、
「割烹着のリケジョが大発見」との大騒ぎで始まったのですが、

年の終わりもこの方が主役だったようで、

「スタップ細胞はあります」と断言したものの、

ついに見つけられず、
最後は姿も見せず舞台を去ると云う結末はザンネンでした。

日本人の大好きな、
「美人でその上才媛の涙で一年を〆る」とでもなれば、絵になったろうに。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。