漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

クレーン・栃ノ心

2018年09月20日 | スポーツ
きのうの相撲、
驚いたことが二つ。

一つは、
大関・栃ノ心 対 横綱・鶴竜戦、

立ち合い鋭く立った横綱がもろ差し、
栃ノ心は仕方なく肩越しに外マワシを取ったが、

素人目にも苦しそうなバンザイ状態、

ここで、栃ノ心贔屓の我が同居人ドノ、
「あ~っ」と悲鳴、

なにしろ先場所は栃ノ心、
負傷による途中休場で負け越し、今場所がカド番、

この場所負け越したら大関から陥落するのです。

この日までの栃ノ心の成績は六勝二敗、
でも、この日からの対戦相手は大関横綱ばかりとあって、

決して楽観できる成績ではない。

そこへ絶望的な態勢、
ファンとしては声が出るのも もっともです。

しかし、ここからの栃ノ心がスゴカッタ。

両足を踏ん張ると、
もろ差しで腰を落としている横綱を、

委細かまわず、グイッとばかりに吊り上げた。

必死に抵抗する横綱に、
一旦は降ろしたがまた吊り上げて そのまま土俵外へ。

吊られた横綱も
「あの形で吊るとは」とアキレルほどの馬鹿力。

もうひとつは稀勢の里。

逸ノ城のもろ手突き、
ワンツースリーで、土俵下まで落とされた。

おなじ「横綱の負け」でも、

一方は「勝った方がスゴイね」
もう片方は、「負けた方がだらしないね」

きのうの帰り道、

稀勢の里には、
そぞろ秋風が身に染みたことと思われます。







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