私の子供のころ、
一月十五日は「小正月(こしょうがつ)」と言って、
朝から小豆粥を食べ、
正月のしめ飾りも外して近くの神社へ行き、
その境内でやってる焚き火の中へ投げ込んだものです。
でも、そのしめ飾りも、
近ごろの住宅街ではあまり見かけなくなった。
一時は車にもしめ縄を飾ったものですがね。
先日の産経新聞にこんな記事が。
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正月に玄関先などに飾る「しめ縄飾り」。
以前は小正月(1月15日)や節分に社寺へ持参すれば
「とんど(どんど)焼き」などで焚(た)き上げられて簡単に処理できていたが、
都会の社寺では近隣からの苦情などを理由に拒否するケースや、
そもそもとんど焼きを行わない社寺もあり、
「処理の仕方がわからない」と困惑する声もあがっている。
「神聖」なしめ縄飾りは、役目を終えるとゴミになってしまうのだろうか。
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そもそもこの小正月、
その昔はこの日に元服の儀を執り行った処から、
「成人の日」として祝日になったものですが、
今では「一月の第二日曜日」何ぞと云う、
その由来さえも分からぬ日に移されてからはその意味さえあやふやになり、
今や「成人の日」は
若い女の子が、
日ごろ着たことも無い和服とやら云う民族衣装で着飾る日となり果てた。
それと同様、
これからの一月十五日は、
「しめ飾りがゴミとなる日」として記憶されるのかもしれませぬな。 (笑)