漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

一字違いの置き薬

2019年01月24日 | せけんばなし
このごろは、蛇口からお湯が出ますからネ、

冬場には付き物だった、
女性や子供の「ヒビ・アカギレ」の悩みも減ったようです。

先日、
かゆみ止めにと、薬箱をさがしたら、

「メンソレータム」が出てきましてネ。

ちょっと懐かしかった。

子供のころ、
山村の我が家には、薬売りが定期的に訪ねてきて、

いろんな薬を置いて行きます、いわゆる「置きグスリ」。

そこには「熊の胆(い)」なんてのも有りましたね。

もちろん、
原材料に本物の熊のキモが入ってるかどうかは確認してない。(笑)

ほかにも、
頭痛に「ノーソン」とか、胃腸薬の「イロン」とか。

あ、コレ、
パソコンの打ち間違いじゃないですよ。

有名薬品会社の
「ノーシン」や「シロン」に名前は似てるけど全然別物。

ただし、ホンモノに比べりゃ、かなりお安い。(笑)

メンソレータムも本物は高いので、
我が家にいつもあったのは、「メンタム」。(笑)

そのメンソレータム、
今じゃ二種類あるそうですね。

先日、こんな記事が出てました。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~

パッケージも名前もよく似ている
「メンターム」と「メンソレータム」と云う塗り薬がある。

もともと米国「メンソレータム社」の商品だったが、

キリスト教伝道のため来日したアメリカ人が、
滋賀県で英語の教師などするうち、

日本での販売権を獲得して売り出したもの。

しかしこの会社がつぶれ、販売権は消失。

その後、
ロート製薬がメンソレータムの販売権を、
米国の本社から取得し、現在も販売している。

一方、経営破綻した会社も、
再建に乗り出し、

メンソレータムの略称として商標登録していた
「メンターム」の名を用い、製造、販売している。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~


なるほどね、
名前は似てるけど、偽物とまでは言えないんですね。

このごろは国保の赤字が膨大なので、
国は「ジェネリック医薬品」の試用を奨励しているようですが、

これ、素人から見れば、
有名薬の「模造品」、イロンやノーソンと変わりない。(笑)

国家が堂々と、
こう云うモノを売り込むんだから、時代も変わりましたな。(笑)




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