大相撲・元安美錦の
「安治川親方の5月場所総評」と云う記事が出てます。
この人は、
お相撲さんには珍しく洒脱な文章を書く人で、
たまに書くブログがとても楽しい。
記事には同じ部屋の所属で、
夏場所に優勝した、
照ノ富士に付いて、こんなことを書いてます。
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(照ノ富士は)
先場所の3月にも優勝しましたが、
この時、後半戦は膝の状態が厳しかった。
部屋まで朝稽古に来ても、痛みで歩くのもやっとでした。
私も現役時代に膝のケガで苦労しましたが、
傍らで見ていた私の膝も疼くぐらいに痛そう。
膝の痛みは気まぐれで、まるでやんちゃな子猫です。
おとなしくしていると思った瞬間、急に暴れ出す、
疲れが溜まると痛みが出て、歩いているだけで膝がガクッとなる。
なかなか難しいものなのです。
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その傷の痛みにも耐えて、
連続優勝した照ノ富士はモンゴル出身。
モンゴルの事を、
歴史的には「蒙古襲来」のように「蒙古」と書きます。
「蒙」には愚かとか無知と云う意味があり
古代中国で北方民族のモンゴルを音写した当て字です。
「蒙」と「古い」を宛てることで、
たびたび騎馬で襲来して来ては痛いめにあわせて去る、
強力な異民族を「あの野蛮人め」と文字で貶めている分けですな。
なかなか勝てないから、
言葉で貶めると云うのは、
日本の一部にある
国粋主義的な相撲ファンとチョッと似ている。 (笑)