漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

フニクリ・フニクラから鬼滅の刃

2021年01月06日 | せけんばなし

私の好きな歌に、
「フニクリ・フニクラ」と云うイタリアのとても明るい歌があります。

これ、登山電車のCMソングだそうで、
そう云えば歌詞の中には、

「行こう行こう火の山へ」何ぞと云うフレーズもあるようです。

この曲が日本では、
どう云う分けか「鬼のパンツ」として知られており、

幼稚園や保育所などでよく歌われているようです。

その歌詞がとても愉快、

♪♪

  鬼のパンツはいいパンツ
            強いぞ強いぞ

 虎の毛皮で できている
            強いぞ強いぞ

 五年履いても 破れない
            強いぞ強いぞ
 十年履いても 破れない
            強いぞ強いぞ

 履こう履こう 鬼のパンツ
 履こう履こう 鬼のパンツ

 あなたも 私も あなたも あなたも

 みんなで履こう 鬼のパンツ   ♪♪


「履こう履こう 鬼のパンツ」という部分が、
イタリアの原曲では「行こう行こう火の山へ」となっており、

日本で云うなら「行こう行こう阿蘇の山」と云う処でしょうか。

処で、
何で鬼が虎皮のパンツを履いてるかと云えば、

そのむかしの平安京では、、
鬼などの魔物は都の北東方面から侵入すると思われてたんだそうで、

その北東の方角を当時は「丑寅(うしとら)」と言い「鬼門」と呼んだ。

そこから
想像上の魔物「鬼」は、

牛のような角を持ち虎皮の褌を履く姿として地獄絵などに描かれるようになったようです。

いま流行りの「鬼滅の刃」は、
鬼と化した妹を人間に戻すために戦う物語ですが、

平安のころ、人々が恐れた鬼は、
「流行り病」、悪性の伝染病でもあったそうですから、

コロナの流行る中、
鬼殺隊の活躍する「鬼滅の刃」がヒットしているのは、

「さもありなん」と云う処でしょうか。


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【然(さ)もありなん】

 きっとそうであろう。もっともである。

 

 


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