「女は会議が長い」と失言した、
森喜朗さんがオリンピックの会長を辞めるそうです。
まぁ、自業自得と云えばそれまでですが、
これが五十年前ならば、辞任とまでは行かなかったでしょう。
そう云えば、
多目的トイレで不倫したとかで、
テレビ界から追放された芸人さんがいましたが、
これも五十年前なら
「品がない」とは非難されても、追放とまではいかなかったかな。
一方、五十年前なら
「街を歩いているだけで石を投げつけられた」と云うお釜さんたちは、
このごろではNHKでさえ、
大手を振って出られるようになりました。
世間の倫理観とは、
わずか半世紀の間でさえ、斯くも移ろい易い。
森さんが追い詰められたについては、
森発言に抗議して、
「東京五輪のボランティアを辞退する人が続出したのも一因」とする報道もあったが、
ラジオで某氏が、
「今年、五輪が有るかどうか分からず
夏の予定がたたず困ってたボランティアの人たちが、
この失言を聞いて、
この際、
“森さんに抗議して”と云う理由で、
辞めやすくなった面もあるんじゃないの」、
ナンぞと言ってましたが、
コレ、案外正鵠を吐いてるかもしれない。
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【正鵠】せいこく
1 弓の的の中心にある黒点。
2 物事の急所・要点。
【お釜】おかま
2 尻の異称。
3 男色や、その相手。また、女性の容姿や言葉遣いをまねる男性。