米国ビッグ３の公聴会

　米議会へビッグ３のCEOが、自社のハイブリッド車を自分で運転してやってきたという。前回の有為の自家用ジェットでの乗り込みに対する批判から学んだのだろう。
　まったくビッグ３が破綻したら大変なことになると議会を脅している。　民間企業の経営失敗に税金を投入するかどうか、この２週間が山場だ。この期間内で、破綻してしまうと訴えているからだが、本当なのか。帰りはビッグ３の超高級車に乗って帰ったというから、彼らの経営責任、もし破綻したら世界の自動車関連企業に与える影響の大きさを考えると、手を打つのが遅すぎると思った。
　大体こんなことになるまで誰もビッグ３が危ないなんて言っていなかったし、リーマンブラザーズの破綻から広がった金融不安が、実体経済にこんなにも影を落とすなどとは誰も考えていなかったのでは。だから、リーマンを潰したのだ。
　この考えの甘さが、全世界を不安のどん底に落とした。アメリカは戦争をやっているときではないのだ！