経済産業省と財界はすでにタッグを組んで、脱原発の世論を封じ込めようと躍起だ。動かすこと再稼働することを前提に行われているストレステストなど、泥棒にもうやりませんからと反省文を書かせてすぐに釈放してやるようなものだ。実際に現地へ出向いて現在の原発の状態が、先の地震さらにそれ以上の規模の地震や津波に襲われても大丈夫かを念入りにチェックしたわけではない。そしてそんなものに原子力安全・保安院がお墨付きを与えたのだから怒りもここまで来たら堪忍袋を切らざるをえないのだが、国民は静かだ。まさに60年安保の時や70年安保の時と同じで、自分たちに直接関係がないと皆思っているのだろう。冗談じゃない、こうしている間にも福島第お一原発からの放射性物質は空気中に放出され続けているのだ。また、除染などということでごまかされてはいけない、洗い流した放射性物質はまた流れた先を汚染するのだからいたちごっこなのだ。
脱原発、もうそろそろ核エネルギー共同幻想からの脱却を図ったほうがいいと思う。