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ミュウタントのブログ

日本国憲法第9条は地球人類の宝、それを改悪するための日本国憲法第96条の改正に反対!

世界に広がる日本国憲法第9条

2008-05-10 19:19:00 | インポート
 西アフリカのモロッコ沖の七つの島からなる火山諸島がカナリア諸島(スペイン領/人口200万人)です。
日本からはカナリ、遠いのですが、
州都のラス・パルマスには、日本の遠洋漁業の基地もあります。
カナリア諸島沖で獲れたマグロを、きっと僕らは食べているだろうと思います。

七つの島のうち、三番目に大きい
グラン・カナリア島に州都はあります。
その島の第二の都市(人口9万人)が、
テルデ市です。
その町になんと、平和を祈念した
ヒロシマ・ナガサキ広場があり、その一角に
日本国憲法第九条のスペイン語訳の
記念碑があるというのです。

なぜ、ここにこのような名前の広場と、九条の碑が?・・・と
思いますよね。

スペインは1982年にNATO(北大西洋条約機構)、
つまり軍事同盟に加盟しました。
しかしスペイン全土で、加盟前から根強い加盟反対運動があり、
加盟後は、脱退をもとめる運動が、
十万人規模のデモや集会になって盛り上がっていたそうです。

80年代にスペイン中で、「平和とは何か・・・」と
市民も政治家も考える機運があり、
さまざまな研究もなされました。

その中で、スペイン市民の中に
「日本には素晴らしい憲法がある。これを見習えば、
軍事同盟などいらないのだ」という
意見を発表するNATO反対市民がいて、それがスペイン中に広まったのだと。

NATO加盟の時には、テルデ市議会は加盟反対決議をし、「非核地帯」を宣言しました。

そんな運動があって、NATO脱退はできないながらも、
米軍は、1989年以降スペインから駐留軍を大幅撤退させざるを
得なかったそうです。

九条の内容に感動したテルデ市長は、市議会に
400平方メートルのヒロシマ・ナガサキ広場と
憲法九条の碑の建設を提案し、全会一致で可決されたそうです。

広場と記念碑は1996年に完成しました。
*(ウインク)*
 朝日の伊藤千尋さんの報告会から引っ張ってきました。
*(笑顔)*