昔のアフリカ旅行のことを少し書いたついでに、
今日は“私を南部アフリカへと駆り立てたもの”について、書こうと思う。
それは、ナミビアの西海岸に広がる世界でもっとも古い砂漠、「ナミブ砂漠」。
いつだったか、テレビでナミブ砂漠の特異な生態系についてのドキュメントを見て以来、
すっかりナミブ砂漠は私の“いつか行きたい場所”になっていた。
その場所を訪ねることが、このアフリカ旅行の主な目的だったわけだけど…
ナミブ砂漠への道のりは、けっこう遠い。(大ざっぱな地図はコチラにあります)
私は、南アのケープタウンに入り、そこから長距離バスで20時間以上かけて
ナミビアの首都ウイントフックへ。
さらに夜行列車でナミブ砂漠入り口の町、スワコプムンドまで10時間半。
スワコプムンドから3日間のキャンプツアーを利用したけど、うち2日間はほぼ移動で終わった。
ちなみに、日本からもナミブ砂漠へ行くツアーは出ているし(バカ高いけどね)、
ケープタウン発の現地ツアーもある。
でも、それだけかけても見に行く価値はある、美しい砂漠だった。
↑まるでふるいにでもかけたような、キメの細かいさらさらの砂!
太陽の光を受けて、アプリコット色に染まる砂の山。
影の黒い部分とのコントラストも美しい。
そして目の前に広がるのは、延々とうねるように続く砂丘の稜線――
↑風によってできる砂紋は、まるで自然がつくった芸術作品
その稜線を、ツアーでは日の出を見るために、4時に起きて登りつづける。
ズボッ、ズボッと踏み歩く砂の感覚にはしゃいでいたのは最初だけで、
しだいに足を取られる歩きづらさに息も絶え絶え…
途中、マジに吐きそうになってしまった私。
←でも砂丘から日の出を見たときは疲れも忘れ…
朝食をとったあとは、さらに5kmの砂漠ウォーク。
たかが5km、されど、“砂山の”5km。
道なき砂の上を、ガイドは何を道しるべに歩いてるんだろう…
↑ここは月か火星か? 地球上とは思えない光景が広がる
1年に100mmほどしか雨が降らないこんな過酷な環境でも、
砂の中には甲虫とか生物がちゃんと生きているし、
植物も花を咲かせる(「奇想天外」という2000年も生きる植物が有名)。
夜になると海から濃い霧が風に乗って流れ、そのわずかな水分を糧に生きるらしい。
そんなたくましい話を聞くと、
この広い宇宙に生物の暮らす星はほかにもたくさんあるんじゃないかと思えてしまう。
自然の神秘を感じずにはいられない、ナミブ砂漠。
こういう光景に出会ってしまうと、やっぱり旅はやめられない。
当分、アフリカ旅行はおあずけな私にクリックお願いします
今日は“私を南部アフリカへと駆り立てたもの”について、書こうと思う。
それは、ナミビアの西海岸に広がる世界でもっとも古い砂漠、「ナミブ砂漠」。
いつだったか、テレビでナミブ砂漠の特異な生態系についてのドキュメントを見て以来、
すっかりナミブ砂漠は私の“いつか行きたい場所”になっていた。
その場所を訪ねることが、このアフリカ旅行の主な目的だったわけだけど…
ナミブ砂漠への道のりは、けっこう遠い。(大ざっぱな地図はコチラにあります)
私は、南アのケープタウンに入り、そこから長距離バスで20時間以上かけて
ナミビアの首都ウイントフックへ。
さらに夜行列車でナミブ砂漠入り口の町、スワコプムンドまで10時間半。
スワコプムンドから3日間のキャンプツアーを利用したけど、うち2日間はほぼ移動で終わった。
ちなみに、日本からもナミブ砂漠へ行くツアーは出ているし(バカ高いけどね)、
ケープタウン発の現地ツアーもある。
でも、それだけかけても見に行く価値はある、美しい砂漠だった。
↑まるでふるいにでもかけたような、キメの細かいさらさらの砂!
太陽の光を受けて、アプリコット色に染まる砂の山。
影の黒い部分とのコントラストも美しい。
そして目の前に広がるのは、延々とうねるように続く砂丘の稜線――
↑風によってできる砂紋は、まるで自然がつくった芸術作品
その稜線を、ツアーでは日の出を見るために、4時に起きて登りつづける。
ズボッ、ズボッと踏み歩く砂の感覚にはしゃいでいたのは最初だけで、
しだいに足を取られる歩きづらさに息も絶え絶え…
途中、マジに吐きそうになってしまった私。
←でも砂丘から日の出を見たときは疲れも忘れ…
朝食をとったあとは、さらに5kmの砂漠ウォーク。
たかが5km、されど、“砂山の”5km。
道なき砂の上を、ガイドは何を道しるべに歩いてるんだろう…
↑ここは月か火星か? 地球上とは思えない光景が広がる
1年に100mmほどしか雨が降らないこんな過酷な環境でも、
砂の中には甲虫とか生物がちゃんと生きているし、
植物も花を咲かせる(「奇想天外」という2000年も生きる植物が有名)。
夜になると海から濃い霧が風に乗って流れ、そのわずかな水分を糧に生きるらしい。
そんなたくましい話を聞くと、
この広い宇宙に生物の暮らす星はほかにもたくさんあるんじゃないかと思えてしまう。
自然の神秘を感じずにはいられない、ナミブ砂漠。
こういう光景に出会ってしまうと、やっぱり旅はやめられない。
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