妙覚寺ニュース

広島妙覚寺の毎月のニュースを写真入りで紹介します。

8月30日(火)海上自衛隊第1術科学校を見学!

2011年09月01日 | 瀬戸内の風景

8月30日午前10時30分より、海軍兵学校のあった、海上自衛隊第1術科学校の見学に行きました。妙覚寺からは車で10分のところにあります。

大講堂-現在は幹部候補生、自衛隊生徒等の入校式、卒業式等儀式に使用されています。

大講堂の正面

鉄骨煉瓦石造の大講堂は大正6年(1917年)に兵学校生徒の入校式、卒業式また精神教育の場として建築されました。

外壁には瀬戸内海産の花崗岩を使っています。

大講堂の天井

内部はほぼ吹抜けとなっており、約2000名の収容能力があります。90年以上経った今日も、変わらぬ姿で、建っています。

 

音響がとてもいいですね。声がとても響いて、マイクがいりません。

幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館 通称赤レンガ)

通称「赤レンガ」と呼ばれ全国的に有名な、幹部候補生学校庁舎は、日清戦争の前年、明治26年(1893)に海軍兵学校生徒館としてその生活、教育のため建築されました。

設計は、東京築地にあった兵学校生徒館も手がけたイギリス人建築家によるものです。屋根は建築当初は日本瓦葺でしたが、明治38年の安芸灘地震後にスレート葺とされました。

教育参考館

ギリシャ神殿風の鉄筋コンクリート造の2階建てのこの教育参考館は、先輩の偉業を偲び、「温故知新」によって自己修養と学術研鑽の資とするため、兵学校卒業生の積立金及び一般企業等の寄付をもって、昭和11年(1936)に建築されました。


教育参考館には、戦前約40,000点の歴史的資料が保存されておりましたが、終戦時、一部の貴重な資料を厳島神社、大山祗神社等に奉納した他は、進駐軍による没収を恐れ焼却処分とされました。


現在は、返却された資料等約16,000点を保存しており、そのうち約1,000点を展示しています.

「特攻隊員の遺書」を読ませていただきました。悲しくて、胸がいっぱいになりました。

主な展示資料
勝海舟の書
・広瀬武夫中佐の資料
・佐久間勉大尉(第6潜水艇長)の遺書
・海軍将校の書
・特攻隊員の遺書
・横山大観画伯の富士を描いた作品「正気放光




戦艦陸奥の主砲(主砲第4砲塔)