やふねでふねいりふね

早期退職後の日々

能楽堂の梅

2014-03-12 01:16:20 | 古典

3/11、渋谷区松涛の観世能楽堂で「能と文楽」(東日本大震災 鎮魂と復興の祈りを込めて)という公演を鑑賞。能舞台で能・狂言以外の芸能が上演されることはあるが、能と一緒で、しかもどちらもキリスト教の聖書を題材にしているというのは珍しいと思う。
文楽は、ゴスペルイン文楽「イエスキリストの生涯」。文楽のカルチャー教室でお世話になった豊竹英大夫さんが創作された作品。キリストの誕生から復活までが義太夫で語られる。人形の衣装は日本の着物。ずっと前に同じ作品を見た時は、洋服だったと記憶しているが、やはり着物のほうが文楽らしい。
能は、「聖パウロの回心」。生で本物の能を見たのはたぶん初めてだが、詞章を読みながら見たこともあり、内容がよくわかった。キリスト教が日本に伝えられた昔は、こんなふうに芸能にも取り入れられて広まったのだろう。

能楽堂の前庭の白梅が青空に映えてきれいだった。

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