新橋演舞場で「香華」を見た。時代は昭和15年から昭和46年。奔放な生き方の母親と生真面目な娘の物語。地主の娘から女郎になった母親を池畑慎之介さんが演じている。昨夏、大阪で松井誠さんとやった四谷怪談を見たが、今回は時代劇ではないし、歌舞伎の女形と違って、女優の中で男性が女性の役をやるのは不自然かと思ったが、見ているうちに違和感がなくなる。それより演技がじょうずなので、女でも男でも関係ないという気がする。妊婦の場面や60代になったところもおかしくないから不思議だ。玉三郎さんも女優と共演で女性役を演じるが、芸は修練すれば男女を越えられるのかもしれない。
伝統芸能の世界では慣習として女性が男性と共演できない場合もあるが、男性と並ぶあるいは超えるほどに優れた技能を発揮する女性が出現すれば、男女の区別なく演技や演奏ができるようになるのだろうか。
伝統芸能の世界では慣習として女性が男性と共演できない場合もあるが、男性と並ぶあるいは超えるほどに優れた技能を発揮する女性が出現すれば、男女の区別なく演技や演奏ができるようになるのだろうか。
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