明治座で花形歌舞伎を見た。勘九郎の「実盛物語」と染五郎、七之助の「与話情浮名横櫛」見染め~玄冶店。
明治座から徒歩10分位のところに実際に玄冶店(げんやだな)があったことを示す石碑がある。岡本玄冶という医者の邸があったことで、そう呼ばれたと書かれている。歌舞伎では源氏店という場合が多い。
染五郎は与三郎が似合う。声も前より良くなった気がして、今後に期待大。昨秋の奈落への転落事故、助かって本当によ . . . 本文を読む
鉄砲洲稲荷神社例大祭奉納の新富座子供歌舞伎を見た。
神社まで歩いて行ける近さなのに見るのは2回目。
4月に書いた滋賀県長浜の子供歌舞伎は独自の演出もあって面白いので、遠いけれど10回以上見に行っている。
新富座も7年になるそうで、子供役者さんがみんな上手いし、都会らしく品が良い。
義太夫の同門の方々が床で出演していたので、楽屋にご挨拶に行った。 . . . 本文を読む
歌舞伎座こけら落公演のチケットを1枚手に入れたので友人と1幕ずつ分けて見た。「忍夜恋曲者」玉三郎の傾城如月実は将門娘滝夜叉姫、幕切れの眼光が怪しく鋭い。
歌舞伎座ビルの5階にある屋上庭園が公開されている。石灯篭、阿國の桜、先人の碑などが置かれていて、4階へ下りる階段からは正面玄関の瓦屋根が見えて面白い。 . . . 本文を読む
3年前の旧歌舞伎座閉場式は見られなかったが、待ったかいあって新築なった歌舞伎座の開場式には株主招待で行くことができた。
入口で渡された手提げ袋に入っていたのは、絵番付、歌舞伎座小写真集、塩瀬の三色羊羹、公演チラシ、開場式のプログラム。1階のエントランス、2階のロビーも旧歌舞伎座とそっくり。客席も前とかなり似ている。違うところはエスカレーターとエレベーターが3階まで付いたこと。
開場式は普段 . . . 本文を読む
国立劇場で歌舞伎を見て前庭に出たら、桜がもう8-9分咲きで、白っぽいのやらピンクのやら花盛り。冬が長いと思ったらいきなり春が来た。
芝居は鶴屋南北作「隅田川花御所染」女清玄とも呼ばれる。主演の福助丈に錦之助丈、翫雀丈ほか。20年歌舞伎を見続けているが、これは初めて。
以前は六代目歌右衛門が演じたらしい。姫君から尼僧になり、堕落していく数奇な運命の女性。
相手役の吉田松若丸は隼人丈、まだ19歳だ . . . 本文を読む