明治座11月は花形歌舞伎。一番安い席でいいやと3等B席。3階右側1列目の舞台に近いほう。わかってはいたが、手すりが高くて横向きだし見にくい。椅子の前も狭くてきつい。2列目が空席だったので、2幕目から移動した。
「毛抜」は時代物なのになんだか薄味。「連獅子」はおもだか屋型で躍動的な振りなので見て楽しい。「権三と助十」は前に菊五郎主演で見た時に面白くて大笑いしたので期待していたが、あまりに違うのでがっ . . . 本文を読む
新橋演舞場で松本幸四郎主演の「沖津浪闇不知火・不知火検校(しらぬいけんぎょう)」を見た。宇野信夫作、昭和35年初演の世話物。生まれながら盲目で、幼い頃から手クセが悪く、やがて極悪非道のあんまになる主人公だが、陰湿には感じられない。ためらいもなく悪事を重ねて、最後に手下に密告されて捕まっても、後悔はなくサバサバしている。
36年ぶりの上演らしいが、登場人物それぞれに個性があり、ストーリー展開が速くて . . . 本文を読む
歌舞伎の巡業を見た。四代目市川猿之助襲名披露で1ヶ月間各地を回って来て明日が最終日のようだ。
「義経千本桜・川連法眼館」は三代目のも数十回見たし、四代目の襲名でも見た。今回は巡業向けなのか、セリフの語尾の伸ばし方などオーバーに感じた。歌舞伎のセリフは元々大げさな言い方だが、今日聞いたセリフはなぜかいつもよりわかりやすくて、飽きずに楽しめた。
現代人に受け入れやすいように、古典歌舞伎にも工夫を加えて . . . 本文を読む
歌舞伎座で東海道四谷怪談を見た。昔から幽霊といえばお岩さんというくらいよく知られた芝居。菊之助丈のお岩に染五郎丈の伊右衛門。
今回はお岩さんはあんまり恐ろしくない。むしろ何も悪いところはないのに毒を飲まされて苦しんで死に、恨んで亡霊となる、気の毒な女性というイメージ。
前に見た演出と違って、伊右衛門が、嫁入りしてきたお梅をお岩と見間違えて切る場面では首が飛んだりしないし、赤ん坊を殺してしまうところ . . . 本文を読む
大田区民ホールに歌舞伎の巡業(中村又五郎、歌昇襲名披露)を見に行った。襲名狂言の「連獅子」は二人の踊りが力強い。歌昇は凛々しく若さあふれる。
帰りに「ゆ~シティー蒲田」で入浴。銭湯だから450円。内湯はジャグジー、バイブラバス、電気風呂。サウナ(別料金)もある。
露天風呂だけが黒湯。コーヒーみたいに黒いが無臭。石の壁に囲まれ、壁の上部と屋根は竹を組んだもの。屋根に1㎡より小さい四角い吹き抜けがあ . . . 本文を読む