ただいま、バリに来ています。
2日から、「バリの王族文化と宗教儀式を体感する(プラスα)」をテーマに4週間の予定ですが、到着翌日から、毎日びっくりが続いているので、それを書き留めておこうと思います。
まず、このかけがえのない機会の実現に協力してくださった方々、ご縁を紡いでくださった方々、こちらで家族のように迎えてくださった王族アグン一家に、心からありがとう。
2日、到着ロビーの先で出迎えてくれたホテルのドライバーさんの、ひとなつっこそうな笑顔に出会えて一安心。
深夜、ホテルに無事着き、フロントの方と一緒に向かいのコンビニでお水のボトルを購入。
3日、朝アグン家のIくんに電話し、午後ロビーに迎えに来てもらう。
たまたまとったホテルから、お家は、なんと車で5分もかからないところ。
街の中心地で交通量も相当だけど、門を一歩くぐると、そこは大きな池と緑が残る別世界。
犬とニワトリとひよこがいっぱい、たくさんのひとたちが離れに集っている。
Iくんの奥さんとスーパーで朝食の果物を購入。
南国フルーツ5種類。
彼女のお父さんが誕生日なので、お土産のお菓子も。
Iくん、敷地のどこか遠くで水道管を修理。
昨日は、庭に迷い込んだ牛二頭を捕まえたそうで、大木につながれて草を食んでいる。
午後、イスラム教の儀式で必要とする人が引き取りに来る予定。
誰かの敷地に迷い込んだ場合、牛はその家の人のものになるけど、Iくんとても良心的で、探し当てた持ち主に売却金をいくらか分けてあげる。
結局、牛を引き取る人が半日遅れてやってきたので、夜から男のひとたち大勢で綱を引き、トラックに乗せる大仕事。
その間、お庭散策。 ガレージにハーレーダビッドソン5台、しかも今まで見たことない特大。 後で、山に行くなら渋滞をすり抜けられるから、これで送ってくれると言ってくれたけど、なんかすごく目立ちそう。
別のガレージに車、3台。 とりあえず見える範囲。
牛仕事、終わった時はもう遅く、奥さんのお父さんの誕生日祝いには間に合わないから、地元のミークワ(ラーメン)屋さんで夕食。
今まで、バリで食べた中で一番おいしい麺!
お土産のお菓子だけ置きに寄った奥さんの家、とってもきれいなホテルみたい。 庭の手入れがこまやか。 隣でサッカー場経営。
4日、夜からサラスワティ(芸術や学問を司るヒンズー教の女神)の儀式。
<教科書、書物、筆記用具がすべて清掃され、祭壇に置かれた後、特別な儀式が執り行われる。
この日は、210日に一度、土曜日に定められ、バリ中の学校が休講になり、日曜日の朝まで読書や勉強をしないことになっている。
それは、本を読まない日を設け、知識を詰め込むだけでなく、これまで学んできたことを思い出し、定着させるため。
そして、学べる幸せを神に感謝する。>
0時に夜食(おいしい。でも、すごく辛い)がふるまわれ、その後、朝4時まで、親族みんなと庭で談話。 悩み事相談。
おばあちゃんは、跡取りを生んでほしいので息子のお嫁さんに期待して神にも祈っているが、お嫁さんは娘がいるからもういらないという。 どうしたらいいか。
二十歳の親戚の子は、人に悩みごと相談できないから、自分の中だけで考え、ストレスがたまってしまう。 つい口をついて出てしまう言葉をコントロールできず、後で困ることがある。
Iくん32歳、今二児の親になり、だいぶ丸くなってきたけれど、若いころから怒りっぽい、ケンカっぱやい。
男の子ふたりだから、女の子ができたら違うと思うそう。
男の子、10歳と7歳、いたずら多いから、どうしたら怒りがわいてきた時、抑えられるか。
この日も、下の子がタバコをいじってペットボトルに穴を開け、問い詰めたので「僕やってない」と言い、その後、うそんこストーリーを作ったことにカミナリ。
わたし、インドネシア語そこまでわからないから、成行きわからず、Iくんヒートアップで収集つかず、男の子は泣きだし、いたたまれないので、その場を離れようとしたら、「どうしてよ。ちょっと待って」。
どうしてこんなに自分が怒ってるのか、なにが許せないのか、状況説明と信条、真剣に話す。
真実を大事にしている。 まっすぐで、愛情、情熱、とても大きい。 興味深い。
みんな、どこかで自分の課題、気づいているけど、やめられない、止まらない。
言葉の壁は大きいのに、目と目を合わせて真剣に向き合うと、気持ちは通じる。 悩みに国境はない。
身近じゃない遠くの人に話すと、だいぶスッとするようだ。
カウンセラーに話すのも、同じ効果。
朝4時半に帰り、ちょっと寝てから8時に出発、海で最後の儀式を行う予定。
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/