むすんで ひらいて

YouTubeの童話朗読と、旅。悲しみの養生。
ひっそり..はかなく..無意識に..あるものを掬っていたい。

シンボル

2011年12月01日 | こころ
「病室の窓からね、なんとスカイツリーが見えたんだよ!」
一週間入院していた知人が退院し、とっても懐かしいものについて語るように、声を弾ませました。

かつて、母が入院していた時も、窓越しの名古屋のテレビ塔を眺めながら、いつもの元気な姿を思い、語っていたものです。


シンボル。ちからをもらえたり、その存在があるから「誇らしくあろう」と思えたり、今の自分の居場所を確かめられたりする。

はたまた、「やめたいけど、やめれない」も、やめたら自分を確認するシンボルがなくなってしまうから、本当は手放したくないのかも、しれない。

エゴ(自我)を支え、凛々とそびえるミニタワーたち。ちょっと変わりたくなったら、過去、周りから勝手に植えつけられたものは、思い切って捨ててしまうと、楽になれる。

そんなことで、自分はなくなったりしないもの。その時、怒れちゃったり、悲しくなったり、「今までなんだったんだろう。」と、こみ上げる感情は、ひとまず、「計り知れない事情があったんだ。」と、許して、手を合わせて、放ってみましょ。

それはまた、焼き払うタワーの空き地に、新しい価値を支えて、立っていてくれる人がいるからできる冒険。そんなめぐり逢いをして、コンプレックスを、「どうでもいいこと」と思えますように。





かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/








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