比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

桜の上野公園で・・・「哀しみの東京大空襲」の慰霊碑を見た

2011-04-13 | 語り継ぐ責任 東京大空襲
4月9日、久しぶりの東京です。
旧友がなんか理由をつけて一堂に会しああだこうだいう会が毎年この時期にあり、大震災のこんな時期にと思い幹事の1人に聞いてみましたら、こんな時だからこそやろうといわれて出てきました。
時間より早く出て上野公園の散歩です。
あいにくの雨のせいか、それとも〇〇知事がいったせいなのかわかりませんが、静かです。自粛云々は人に言われる筋合いはなく、大きなお世話なので、一人一人考えればいい問題ですが、わたし的には馬鹿騒ぎはあまり好きではないです。花は静かに愛でるのがいいですね。
外国人も多いです。日本のお花見も文化なのでしょうか。

JR鶯谷駅から上野忍ヶ岡中学校に沿って上がり左に曲っていくと現龍院墓地の前に・・・碑が建っています。

「慰霊碑・・・哀しみの東京大空襲です。
2005年、海老名香葉子さんと有志一同が建立しました。碑文に記された言葉です。

前略・・・今、終戦から六十年の歳月が経ち、こうした生々しい記憶が次第に薄れいきつつある時、下町の焦土化を見守り、そこでの無辜の犠牲者を温かく迎えたこの上野の山に、私たちは心からの慰霊碑を建て、東京全域に亘る悲惨な犠牲者の霊を弔い、これからの日本を支えていく若い人々に、この哀しみの心を伝えて生きたいと希っているのです


平和の母子像「時忘れじの塔
2005年、海老名香葉子さんと有志一同が建立しました。上野駅から上野の山に入ってすぐにあります。
広島には原爆ドームが、長崎には平和祈念像があります。
いつかかこの「時忘れじの塔」が東京から平和を願う発信塔になることを願っています。


「時忘れじの塔」と海老名香葉子さんについては昨年の4月10日のブログ《上野の森で・・・悲しい時を忘れないために・ 時忘れじの塔》、4月17日のブログ《海老名香葉子さんの本「半分のサツマイモ」を読んだ》をごらんください。

関東大震災(死者14万人)は天災です。東京大空襲(死者10万人)は人災です。人災は人々が努力すれば止めることができるかも知れません。今の平和な時代の時をつなげるためにどうしたらいいでしょうか。

天災は言いようのない悲しみ。
  人災は言いようのない怒り


最新の画像もっと見る

コメントを投稿