比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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小江戸・川越③・・・新河岸川の桜

2009-04-06 | 川と滝と湖と海と橋の風景
川越から江戸までは十三里半?(54km)、江戸時代の初期(1638年)から農産物、薪炭などを江戸に供給する流通の大動脈が新河岸川。荒川の右岸に沿って現在の和光市新倉(幸魂大橋のあたり)で荒川に合流していたようです(現在は東京都北区赤羽の岩淵水門のあたりで合流)。水源は遠くは東京都瑞穂町の不老川、市街東部の伊佐沼、市街西部の武蔵台地の支流を集めて新河岸川になります。
川越夜船・・・川越を夜に出た船は朝には日本橋に。50石船(約10㌧)~80石船。鉄道の普及とともに流通の主役からは降りましたがいまも面影は残しています。

氷川神社下の氷川橋の辺りの風景です。都市河川ですが水はキレイです。
お花見の宴会は1組だけ。船着場ではスケッチするおじさんが一人。 

川越~東京間を13里半としたのは、川越芋のことを「栗より(9里4里)美味い13里半」といったむかしの宣伝コピーからのシャレです
川越芋・・・商品開発者は所沢の新田入植者だそうです。保水力の弱い関東ローム層台地に合った貴重な換金農産物だったのです。先人に感謝ですね。

小江戸というキャッチフレーズ・・・いつのころからできたのでしょう。全国に6つ(川越、栃木市、大多喜、佐原、掛塚、彦根)・・・いずれも徳川親藩か物流集散地で栄えたところです。小江戸らしい風景のブログです。ちなみに小京都といわれるところは45ヵ所ありました。モドキとかそういう意味ではありません。どの町も江戸時代から大都市を参考にしての町づくりをしてきたのです。
今日の桜巡礼は5ヶ所。これにて終了です。まだ行きたいところもありますがこれからのお天気しだい。


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