Sengoku Music Room

ピアノ教室での近況やコンサート情報などを気ままお伝えしていきます♪

〈人様〉は〈仏様〉

2014-12-22 07:22:48 | 日記

年を重ねると、いろいろなことが分かってしまいます。見えてしまいます。

味加減、さじ加減とか。。一番分かってしまうのは、残念なことに人の心なのです。

適当にあしらわれているなぁと分かってしまうのが、悲しくとても寂しい
それも、自分より年下の人にされると、この人たちも天使のように純真な時があったでしょうに・・と気の毒に思います。

それは、その人達が無垢な子どもの頃、すでに私は『かわいいな』『清らかだな』と、成長を楽しみに見つめていた大人のひとりでしたから・・

心を込めて接してきた分、余計に辛い・・・

いちいち言わないけど、年を取っている人は心の中を見抜いているのですよ。そして腹を立てるのでなく、とても悲しい・・・

私はもう傷つくのが辛くて、人のそういう心を見たくなくて、神経を病み患い、全精力を傾けて必死に戦ってきた、子どもを育てる教育のプロが集まる世界から去りました。

そんな私を救ってくれたのは、音楽
そして、音楽を学びに来てくれる、笑顔いっぱいの可愛い子ども達でした
あなたたちのお陰で先生は元気でいられます。感謝ありがとう


〈人様〉という言い方をします。日本語にしかない、人を敬う心のこもった美しい言葉です。

いつの頃からか、〈人様〉は〈仏様〉だとふと思い、信じています。

どんな人の心にも仏様がみえると思っています。ですから人様を大切に思い、心を込めて接します。

悪い事をする人も、そんな風に育ってしまってかわいそうにと思えてなりません。産まれた時は皆、天使のようなかわいい赤ちゃんなのに。

そうなる前に、その親子にだれも親身になってあげられる人はいなかったのだろうかと思います。
親子共々、悪い事をしてしまったと一生抱え、辛く苦しい人生を歩かなくてはならない・・・たった一度の人生、誰もが幸せに笑って送りたいに決まってますものね。絶対に悪い事をする人間に育ててはいけない。

親のせいではないとよく言われますが、そんな訳がない。子どもには、親が世界なのです。
そして、かわいいわが子をこんな風に自分が育てたと、死ぬまで一生抱えてゆくのがその子を育てた親。

親は未熟で当たり前。親だけで、人を育てることは難しいのです。親だって1年生から始まるのですから。
   
取り返しがつかなくなる前に、みんなの心で助けてあげなくてはね。

近くにいるあなたの温かい手、温かいひと言で、誰かの人生を幸せに導くことが出来るかも
あなたも誰かの温かい心で、沢山沢山助けられて今があるのですものね

〈人様〉は〈仏様〉ですから