のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

レッスン中のお話

2007-01-25 21:55:50 | おんがく
週末は今年初レッスンが控えているため
毎日少しずつでもピアノに向かっている。
約3ヶ月ぶり~。師匠、今年もどうぞよろしくお願いします♪
どーも鬱っぽい、決してよいとはいえない精神状態なのだが
気持ちが内向きになっているおかげで
練習は思いのほかはかどっている。
結局サラバンドまでの5曲しか持っていけそうもないが
残りはブーレ2曲とジグなので
来月モーツァルトとでも一緒に持っていこうと思う。
3月はムスコがらみの謝恩会等の予定があるので
春以降にショパンと武満の譜読みになってしまうが、仕方ないか~。



    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今週のあるレッスンで
「明日学校に行きたくない。いじめにあった。」

という生徒さんがいた。
事情を聞けば、ある上級生が
「うざい。」といってにらみつけてくるという。
昔なら日常茶飯事だったことだが
最近は様々な面倒なことに発展する可能性があるし
去年いじめによる自殺が相次いだ後は
学校側も随分いじめ対策に力を入れている様子だった。


「お母さんや先生にはいったの?」

「ううん。まだ。」(どうやらまだいじめにあって日が浅いようだ)

「あのさ、ワタシも随分いじめられたけれど
 いじめた方は後々しんどいみたいよ。
 それにあなたが悪いわけじゃないんだから
 とりあえず明日は登校したほうがいいよ。
 明日休んだら、あさってはもっと行きたくなくなるはずだし・・・。
 兎に角、ご両親や先生に相談して、
 取り合ってくれなければ聞いてくれるまで頑張って訴えなよ。」

「・・・うん。」

「いじめた方はその態度を改めなければ、どんな人間になってしまうかは
 想像がつくでしょう?」

「・・・うん・・・。○ンキー。」

ワタシ、思わず爆笑・・・。

話をしたことで心が軽くなったのか、その後はレッスンに入ることができた。
でも○ンキーっていうのはちょっと違うぞ。
先生になって政府関係者になった人だっているんだし(笑)。



彼女が翌日登校したのか少し気がかりだったが、多分大丈夫。
そんなことを考えながらワタシも昔のことを思い出していた。
思えばワタシも弟子にしていただいた14歳以来
師匠と随分色んな話をしてきたと思う。


学校のこと。友人のこと。進学のこと。恋愛のこと。
24歳で結婚する報告をした時はさすがに師匠も感無量のご様子だったし
妊娠の報告はほとんど父親の心境だったのではないかと思う。

子供が生まれる前までは
レッスン時間も今より多めに取れたから
会話をする時間も多少取れたのだが
数年前のレッスン復帰以降はこちらもそうのんびりしていられなくなった。
一見ムダに思える雑談でも
師匠は非常に教養があるので、何につけ勉強になった気がする。


ウチにきている生徒さんたちが
レッスンに関係ない話をすることは珍しくない。
子供達なりに悩みがあり、お互いにそれについて意見を交換する。
ワタシが子供の頃「ピアノの先生になりたい」
という願望を持ったのは
少しでも辛い立場にいる子供達の助けを
音楽を通してしたかったからだった。
偉大な作曲家の偉大な作品を立派に弾きなさい
という指導をするつもりは全くない。


親、先生以外にもにもグチをこぼしてもらえる場所が作れたら。
辛いときにピアノを弾いて楽しんでもらえたら。

そういえばそんな気持ちだったんだよな・・・。
ちょっと忘れていた。





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