のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

卒園間近

2007-03-16 21:47:58 | こどものこと
先日は隣接する中学校の卒業式でした。

式を終えても名残惜しげに我が家の前にたむろする生徒達。
彼らを見ていたらはるか昔の自分の中学校の卒業式を思い出しました。


セーラー服を着た15歳のワタシは、式の行われた体育館から
校舎に通じる渡り廊下を号泣しながらトボトボ歩いて行きました。
涙で曇った視界に、前日降った校庭に残る雪だけが鮮やかに映りました。

あれから約20年ですか~・・・。
そして、その後のワタシの人生は・・・。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今朝、園生活最後の園バスを見送り、ムスコの幼稚園での生活は
残すところ後1日。
2年前の春、
初めて2人の子供を乗せて走り去った園バスを見送ったワタシは
数年ぶりの静けさに包まれた我が家に戻りました。
同時にこの数年の子育てに追われた生活を思いました。
壮絶であり、極限であり、喜びもあり・・・。
そんな思い出にふけってからもう2年も経たなんて。


卒園に向け、年長組みであるムスコの教室も
少しずつ片付けられ、次第にガランとして来ました。
この春には新しい年長さんがこの教室で頑張ってくれるでしょう。


そしてワタシもいよいよ「園児の母親」から卒業です。
(過酷なPTA生活が本格化するわけですが・・・)
時としてその多忙さに腹が立つこともあったのですが
今となってはいい思い出に変わりました。

そうそう。
子供たちに絵画の楽しさを教えてくださった園のアトリエの先生も
体調不良から引退なさるとのこと。
今後の子供たちがお世話になるアトリエ教室への引継ぎも尽力してくださり
本当に感謝しています。


帰りの園バスの先生は偶然にもムスコの担任でした。

「先生、3年間バスでもお世話になりました。後1日ですね。」
「はい・・・では卒園式で・・・。」
「先生、たくさんおしゃれしてきて下さいね。」
「わかりました。」

そう言い残してバスに乗り込んでいった先生のお顔は
やはり寂しげでした。
思いがけないほど沢山の別れに
ムスコはどんなことを感じるでしょうか。