都立武蔵野中央公園

武蔵野中央公園

　武蔵野中央公園は、巨大軍需工場であった中島飛行機武蔵製作所西工場（旧多摩製作所）の跡地です。
　多摩製作所は、1941年に完成した鉄筋コンクリート地下1階地上3階の堅牢な建物でした。
　戦争の激化に伴い9回にわたる空襲を受け、多数の尊い命が奪われ、工場もほとんどが灰燼に帰してしまった。
　戦後、工場は廃墟と化していましたが、1953年米軍住宅「グリーンパーク」が建設されました。
　その後、1973年に返還、1975年に公園化が決定され、1977年には建物が解体され、1978年には暫定的に全面解放されました。
　公園整備にあたっては、自然のままの「はらっぱ」を残したいという市民の強い要望により、1989年広々とした公園が誕生することになった。



昭和20年（1945）　中島飛行機武蔵製作所

国立国会図書館デジタル化資料「米国戦略爆撃調査団文書」
国立国会図書館デジタルコレクション



昭和24年（1949）　「国土地理院」



昭和31年（1956）　「国土地理院」



昭和36年（1961）　「国土地理院」



昭和54年（1979）　「国土地理院」
国土地理院