武蔵境散歩道

武蔵境とその周辺を散歩徒然

武蔵境駅

2016-04-01 05:00:00 | 歴史
武蔵境駅

1889年(明治22年)4月11日 甲武鉄道の境駅(さかいえき)として開業
1917年(大正6年)10月22日 多摩鉄道(現在の多摩川線)が開業
1919年(大正8年)7月1日  武蔵境駅に改称

 甲武鉄道建設にあたって、新宿~立川間のほぼ中央の地点に上下列車の交換するための停車場が作られることになった。当初は三鷹の上連雀の塚から北へ抜ける大師道に面した東側の場所に決定した。
 この駅の決定にあたって、境村の秋本喜七は、駅の用地として私有地を無償提供することを申し入れた。この熱意によって、駅は境村の現在の武蔵境駅の場所に変更されることとなった。

 甲武鉄道は工事着工からわずか10カ月で開通した。当初4月21日開業予定を10日も早めて4月11日に開通した。
 突貫工事の理由のひとつは、小金井桜の花見に間に合わせたかったからである。
 小金井の桜は、江戸随一の桜の名所といわれていた。実際、多くの花見客が乗車し、開業1週間後の4月17日から30日まで新宿~境間に1日1往復の臨時列車を運行した。
 東京からの花見客は、境駅で降りて玉川上水沿いの桜並木を満喫し、国分寺駅から汽車に乗って帰宅した。



開業時時刻表





明治39年「今昔マップ on the web」



昭和23年「国土地理院」
コメント
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