武蔵境散歩道

武蔵境とその周辺を散歩徒然

境水衛所跡

2016-12-01 05:00:00 | 歴史
境水衛所跡について

水衛所(水番所)とは

 水衛所とは、江戸市中への水を確保するため、水番人と呼ばれる人が常駐していた場所です。水番人は、玉川上水に流れる水量の確認や周辺の巡回、流れてくる落ち葉の掃除などを行っていました。水衛所は、江戸時代には奉行の支配下におかれ、「水番所」と呼ばれていました。

境水衛所について

 境水衛所は、明治維新後、東京市水道部(現在の東京都水道局)が管理することになったことから、明治27年に水番所を水衛所と名前を変え、引き続き職員(水衛)が常駐し、玉川上水の点検や掃除などを行っていました。
その後、淀橋浄水場の廃止に伴い玉川上水への通水を停止したことから、境水衛所は昭和55年3月に廃止されました。水道局では、史跡である玉川上水をより身近に感じていただくため、境水衛所跡地を散策路として、平成24年度に整備しました。

説明看板より転記



明治39年「今昔マップ on the web」












千川上水の取水口

 現在の取水口は、玉川上水に対して直角に開口しています。玉川上水から千川上水に落ちる形の分水堰である。







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