控えめ予算の旅の記録

男ひとり旅ならではの少々過酷な旅。いっぱい旅したいので1つ1つの旅は低予算。それでいて充実した旅を目指します。

最後の最後に!

2017-02-28 17:40:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
横川駅からスグの所にある “おぎのや 横川店” で、「 峠の釜飯 」を食してから、帰路に着こうとした矢先。

時間が時間なだけに(閉店40分前) 釜飯は 既に 売り切れ の状態。

平日と言えど、考えが甘かったか・・・


「終わり良ければ、すべて良し!」
と言うが、よりによって “終わり” で しくじってしまった!

時刻は 17:26。
さっき、高崎行きの列車、行っちゃったよな・・・

次の列車は?

18:08 !?

だいぶ 待つやないか!

釜飯にありつけていたら、ちょうどイイくらいの時間だったのに・・・

しかも、日が沈んで 寒くなってきたというのに、横川駅には 暖房の効いた待合室らしき場所はない。

さらに、有人改札口はシャッターが閉まっていて、早くも 無人駅状態。

駅の目の前にある、立ち食いそば屋も、峠の釜飯 発祥の地である、おぎのや本店も、既に店じまい。


もはや、ただ 列車を待つしかないような状況。
テンション下がるわ・・・

そんでもって、腹は空いてくるわで、
気分は 完全にブルー。

これも、公共交通機関の旅の宿命か。



釜飯にありつけなかったから、代わりに何を食べようか?

ご飯おかわり自由の定食屋「やよい軒」で、やけ食いか?

高崎線沿線に、やよい軒 あるかな?

熊谷駅の1つ手前「籠原駅」の近くに、やよい軒を発見☆

そこに決まり!

 

数十分後、

ようやく 列車が来たさ。

18:08横川→(信越本線・普通)→18:39高崎

高崎駅での 乗り換え時間は8分。

数時間前、横川駅に向かう前にのぞいた「駅弁屋・上州」のカウンターを見てみると、



あるよ!!

峠の釜飯

買うしかないっ!

買ったはいいが、どこで食べる?

できれば、列車で移動しながらがいいが、窓を背にするロングシートで弁当 食べるワケにもいかないし・・・
マナー的にもアウトだし、そんな状況で食べても・・・

ここは、奮発して グリーン車 乗っちゃいますか!?

でも、先頭車両の(4人がけの)ボックスシートが空いてるな☆


ボックスシートなら、弁当食べるのも、かろうじて許されよう。
ただし、そのボックス内に 他に誰も座ってこなければの話だが。

だが、時は 平日の18時台。
そして、ここは 新幹線ターミナル駅でもある「高崎駅」

混まないハズがないっ!


いや・・・


ここは、車社会の群馬県。 

都内まで行く列車という事で、15両編成なのだが、群馬県内では 案外 混まないのかもしれない。

車内が たいして混まない事に賭けて、ここで頂く事にしましょう!

峠の釜飯

では、お膝の上にて、失礼させて頂きます!

お新香も付いてます☆


幸運にも、釜飯を食している間、車内は混雑する事なく、(4人がけ)ボックスシートを1人で使用する事ができた。

釜飯にありつけたという事は、籠原駅で下車して「やよい軒」に行く必要もなくなったワケだ。

18:47高崎→(高崎線・普通)→20:07大宮

そんなこんなで、埼玉に無事 帰って来ました。



今回の食費を除く、旅の費用は以下のとおり

・青春18きっぷ2回分 ¥4740

・普通乗車券(南古谷→大宮) ¥240

・谷川岳ロープウェイ代 ¥2060

・草津温泉へのバス代  ¥1400

・草津温泉での宿代   ¥4000

・草津熱帯園 入園料  ¥1000

合計 ¥13440 でした。



おわり

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峠から戻った後は・・・

2017-02-28 08:27:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
廃線となった 信越本線・ 横川~軽井沢駅間の線路を、遊歩道として整備した「 アプトの道 」を訪問。

1997年に廃止された 新線 と、さらに昔に廃止となった 旧線 とが分岐する地点まで やって来た☆

1963年に廃止となった 旧線(手前)は、ここで 大きく左にカーブ。

現在では、その先に トロッコ列車の「峠の湯」と言う駅があり、線路もそこで終わっている。

線路は途絶えど、廃線跡をたどる遊歩道「アプトの道」は、まだまだ 先へと続いている。

確かに これは、かつての鉄道の跡だ!

トンネルの中も歩く事ができる☆

旧線 すなわち 現在の「アプトの道」は、このまま 碓氷湖 の方へと続いていくが、外も だいぶ暗くなってきたので、今回はここで引き返す。


旧線と新線が、分岐する地点の近くには「峠の湯」なる日帰り入浴施設がある。

ここで、湯に浸かって 引き返すのも良いが、とある お店の閉店時間が18時という事で、入浴している時間はない。

帰りは、国道18号(旧中山道)を歩いて、横川駅へと戻る。

おそらく、先程の「アプトの道」に 灯りはなく、真っ暗で危険そうだし、同じ道を通って帰るのも 芸がないので。

碓氷バイパスや、上信越自動車道の開通により、ここを通る車は 極めて少ない。
信越本線と同様、役目を終えた “かつての大動脈” と言ったところか。


国道18号を 横川駅方面へと歩いて行く。

味のある建物が多いと思ったら、この辺りは、かつて、碓氷峠越えをする旅人達で賑わった 坂本宿 という宿場があった場所。

移動手段が徒歩や馬しか なかった時代は、ここで 宿泊し、翌朝 碓氷峠に挑むスタイルが多かったのだろう。


横川駅に戻って来た時には、外は完全に真っ暗。

では!

峠に携わった後は「 峠の釜飯 」を食べて、旅を締めくくる事にしましょう!

横川駅のすぐ目の前にある「おぎのや・横川店」へ☆


現在、時刻は17:20。

18時の閉店まで 40分近くあるので、店内で食べる時間も十分にある☆



だが

あろう事か売り切れ・・・

平日と言えど、横川の名物「峠の釜飯」は、大盛況のようだ。





つづく












アプトの道☆信越本線 廃線跡をさらにゆく

2017-02-27 20:07:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
13:18川原湯温泉→(吾妻線・普通)→14:53高崎

15:12高崎→(信越本線・普通)→15:45横川

廃線となった 信越本線の 横川~軽井沢駅間の線路を、遊歩道として整備した「 アプトの道 」を訪問。

廃止から 約19年が経ったにもかかわらず、ほとんど 当時と変わらぬ光景が広がっていた。


一旦は、横川駅で 行き止まり となっていた線路だが・・・

その先には、軽井沢へと向かう線路が しっかりと残されていた。


昨日 訪れた、日本一のモグラ駅「土合」のある 上越線 が開通するまでは、この信越本線が 関東~新潟のメインルートだったらしい。

だが、北陸新幹線(当時は長野行新幹線) 等の開通により、鉄道としての役目を終えてしまった。

頭上には、現在の 交通の大動脈、上信越自動車道 の立派な橋が見える。


徐々に、辺りが暗くなってきた。

この辺りは 直線区間が続く為、遠くまで見渡す事ができるが、自分以外に「アプトの道」を歩いている人は、いない。

まさか、クマとか 出て来たりしないだろうね・・・

時期的に “冬眠中” のハズだが、今年は残暑が長かったので、人間で言う「夜更かし」をしているヤツもいたりして・・


すると、森の中から、
ガサガサ という音が!!


まさかっ!


と、思ったが、
それは、サル

暗くなってから ここを歩くのは 不気味なので、帰りは 平行する 国道18号を利用する事にする。


長~い直線区間を しばらく歩くと、ようやく変化が表れる。

なかなか レトロ感のある施設だが、
これは、変電所 らしい。


変電所の前には、トロッコ列車が停車する為の駅もある。


ここで、線路(信越本線)は、大きく左カーブ。


カーブを終え、少し進むと、さらに勾配がキツくなる。


線路を 真横から見ると、その勾配のキツさが より実感できる。

通常の鉄道路線で、この勾配はすごい!

この区間は、勾配のキツさゆえ、列車の後ろに 機関車を2両連結し、後ろからも押す形で、この上り坂を攻略していた。
列車だけの力では、上れなかったのだ。

逆に 下る時は、前に機関車を2両連結し、勢いがつくのを抑えながらの走行。
列車だけのブレーキでは、加速がつきすぎて、止まれなかったのだ。

そのような区間ゆえ、新幹線の開業とひきかえに、廃止されてしまった。

その新幹線とやらは、この区間は ほぼすべてトンネルのようなもの。

かつての難所を 全く感じさせる事なく、長~いトンネルを抜けると、あっという間に、軽井沢。
便利さとひきかえに、自分のような旅人には 少々そっけない。


このような場所を通ってこそ、高地にやってきた実感が沸くのだが・・・

後ろを振り向くと、

やはり、相当な勾配である。


ついに、終わりが見えてきた!

かつての線路上をゆく遊歩道は、ここで終わりのようだ。

その先にも 線路はあるはずだが、草が生い茂っていて、目視する事はできない。

道は、左側の線路の下を通り「 峠の湯 」へと続いている。


ここで、湯に浸かって 引き返すのも良いが、とある お店の閉店時間が18時という事で、入浴している時間はない。

外は、だいぶ暗くなってきた。

どのみち、今回の散策は この辺りで終了ですな。
アプトの道としては、まだ 全体の半分も来ていないが・・・



つづく


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あれから19年、信越本線 廃線跡をゆく

2017-02-26 15:56:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
草津温泉から始まった「青春18きっぷの旅 2016冬 2日目」

“深夜の湯畑” 鑑賞に始まり、草津熱帯園、西の河原公園を慌ただしく観光し、なんとか バスの出発時刻に間に合う。

10:15草津温泉→(JRバス関東)→10:43長野原草津口

11:12長野原草津口→(吾妻線・普通)→11:17川原湯温泉

一時、世間を騒がせた“八ッ場ダム”の底に沈んでしまう「川原湯温泉」を訪問。

かつての温泉街は、ほとんどが取り壊され、ダムの完成に向けて、最終段階に入っている事を 目の当たりにする。

ここでも、最後は 慌ただしく、走って駅に向かい、13:18発の列車に 間に合った。

13:18川原湯温泉→(吾妻線・普通)→14:53高崎

一気に「高崎駅」まで戻って来た。

20分弱の 乗り換え時間を利用して、天ぷらそばを食す。

考えてみれば、宿を出発してから、饅頭以外 何も食べてなかった。

駅構内にある 駅弁屋 上州 という売店では、横川の名物「 峠の釜飯 」が販売されている。

ひさびさに食べたくなってしまったが、これから その峠の方に向かうので、そっちで頂く事にする。

というワケで、今回の旅 最後の観光地である 横川 へと向かう☆

15:12高崎→(信越本線・普通)→15:45横川

草津温泉や川原湯温泉での 努力の甲斐もあって、なんとか 明るいうちに「横川駅」に到着する事ができた。

数日後に 冬至 をひかえ、今は1年で最も 昼の時間が短い
ゆえに、あと1時間もすれば、外は 真っ暗であろう。


それはさておき、高崎駅から延びる 信越本線は、ここ 横川駅で 行き止まり となる。

かつては、ここから 軽井沢駅にかけて、信越本線 最大の難所とも言える “碓氷峠越え” が始まったのだが、
1997年(約19年前)に、現・北陸新幹線が長野駅まで 開業したのと同時に、信越本線の 横川~軽井沢駅間は、廃止 となってしまった。

という事で、信越本線の線路は、ここで おしまい となる。

この先に待ちかまえている 碓氷峠。

在来線の列車で越える事は、もはや不可能。


在来線の列車で、碓氷峠を越えられたのは、過去の話となってしまったが、実は 少し先へ進むと、かつての信越本線の線路が残っていたりする。

しかも、遊歩道として、歩いて散策が可能!

それが「アプトの道



横川駅を出発すると、まず その先にあるのが「 碓氷峠鉄道文化むら

碓氷峠越えで活躍した 様々な車両が展示。

中に入らなくても、外から 多少 見る事ができる。

廃線となった 信越本線の下り線路を利用して、トロッコ列車の運行も行っているらしい。

↓↓が そのトロッコ列車。


今回は(も) 遊歩道となった上り線路を歩いて散策する事にする。



鉄道文化むらを過ぎると・・・

かつての信越本線の、列車が走っていた頃と、ほぼ変わらぬ光景が目の前に現れる!

軽井沢へと続く線路が しっかりと残っている!!

人によっては、感動モノですねっ!

右側が遊歩道になっていて、かつての線路の上を歩く事ができる。

左側の線路は、歩いてはいけません!
トロッコ列車が運行されたりします。

さすがに、軽井沢駅まで トロッコ列車は運行されないが、かつての “碓氷峠越え” を彷彿とさせる光景。


明るいうちに、行けるとこまで 行ってみよう!



つづく

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見放台から眺める八ッ場ダム

2017-02-25 13:06:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
プレハブ小屋の「なるほど!やんば資料館」から、徒歩で「 八ッ場大橋 」へと向かう。

「7年前に撮った 建設中の八ッ場大橋」

ダムが完成しても 水没しないように、相当 高い位置に 橋が架けられている。
(下に見えるのが 元からあった橋)

実際にダムが稼働し始めたら、↑↑の大半が水没し、橋の上から この高さを実感する事はできないだろう。

まさに、今しか拝めない光景である。


橋の手前まで やって来ました☆

この橋を歩いて渡る“物好き”は そうはいないだろうに、きちんとした歩道が 両方向 整備されている。

行きは左側(西側)帰りは右側(東側)を通る事にしよう!


橋の中間あたりに やって来た。

かつて、温泉街のあった 橋の西側は、どうなっているのか?

もはや、温泉街の面影は、全くない。

かつての国道と、旧・JR吾妻線の廃線跡(鉄橋)が かろうじて 確認できる。

その鉄橋ですら、何やら 管みたいな物が通されている。

たとえ、水没するにしても、建物は しっかり取り壊すんですね。


今、眺めている方とは 逆の方に、八ッ場ダムが建設されている。

只今、八ッ場大橋を 左から右へと進んでいる。

↑↑の の位置に、八ッ場ダムを見下ろせる 見放台 とやらが あるらしい。

ここまで来たら、ぜひ行っておきたいが、駅から相当 離れてしまうな・・・

現在、12:26
次に乗ろうとしている列車の発車時刻は、13:18

直感的に、なんとか間に合いそうだ。



橋を渡り終え、そこから さらに、谷沿いに歩く。
思っていたよりも、離れてるな・・・

この辺りにも、水没地区からの移転用の住宅が建てられている。

ほとんどが1階建て。
単身 もしくは、夫婦のみ世帯用なのか?


ようやく 見放台 に到着。

八ッ場大橋から こんなに離れた所まで やって来てしまったよ!

時刻は、12:40 をすぎ、列車の発車まで あと38分!
大丈夫かいな?


そして、これが 世間をお騒がせした 八ッ場ダム で ございます。

このように、谷が狭まった所が ダムを建設する 絶好の場所ってワケね。


さぁ!

列車の発車時刻まで、あと 35分
なんだか、また慌ただしくなりそうだな・・・


「なりそう」じゃなくて、
半分くらい走らないと、ヤバい状況である!
車なら、5分くらいで行けちゃうんだろうけど。

12:54(列車の発車まで あと24分)
再び、八ッ場大橋の中間地点にやってきた。

今度は 東側、八ッ場ダムのある方向を眺める。

遠くに見える鉄橋は、旧・JR吾妻線のもの。
やはり、こちら側も 眼下に建物等はなく、更地になっていた。

景色に見入ってる場合じゃない!

橋を渡り終えると、残り時間はあと20分!

先程の「なるほど!やんば資料館」の横を通り、真新しい住宅街の中を駆け抜けて・・・

そうだ!
川原湯温泉のシンボル「新・王湯」の写真を撮らねば!

この写真は、この時に 撮ったものでした。

時刻は、13:02(列車の発車まで あと16分)
徒歩でトンネルを抜け、さらに歩いて、いや、走って・・・


そして・・・・

13:12、列車の発車まで あと6分。
なんとか 駅にたどり着く


草津温泉に続いて、ここでも 時間に追われて走る事になるとは・・・

でも、これが「公共交通機関の旅」の宿命ですな。



つづく

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