控えめ予算の旅の記録

男ひとり旅ならではの少々過酷な旅。いっぱい旅したいので1つ1つの旅は低予算。それでいて充実した旅を目指します。

樹氷を求めて、山形・蔵王へ③

2017-03-29 18:53:00 | 過去ネタ・短編シリーズ
1月11日(月)

本日は、いよいよ 蔵王 を訪問します。

カーテンを開けてみると、天気は 曇り

前回 訪れた時は、せっかくの樹氷が 霧で ほとんど見えなかった・・・
今回は その時のリベンジなだけに、山の上の天候が気になる。


朝食をしっかりと頂き、チェックアウト。

山形駅前 7:40発の “蔵王温泉行き” のバスに乗る。
バスで移動中、徐々に青空が広がっていく☆
もしかして、晴れてくれるのか?


8時半には、蔵王温泉に到着。

ここから ロープウェイに2回程乗り、樹氷が広がる山頂へと向かいます。


ありがたい事に、すっきりとした青空が広がっていた☆


山頂方面にも、全く雲はない!


ロープウェイの終着点、地蔵山の山頂に到着!



下界は積雪が少なく 心配したが、山頂付近では、見事な “樹氷” が形成されていた☆

木が 完全に氷(雪)で覆われ、巨大な雪の塊のようになっている。

まさに、アイスモンスターと呼ぶにふさわしい姿。


「地蔵山」と言うだけあって、お地蔵さんの姿が。

下半身もしっかりあるらしく、この場所の積雪量の多さを実感!


展望台へと上がってみる。

空は快晴!
視界も良く、はるか遠くまで 見わたせる!

周りからは、
「こんなに天気が良いのは初めてだよ」
「滅多にないよ」
との声も聞こえてくる。

これだけ 雪が降る場所で、この晴れ間は なかなかないだろうね。

これで、霧で真っ白だった 前回のリベンジを果たしたと言えるでしょう。


ロープウェイで下界へと戻る。



そして、11:20発のバスで蔵王温泉を後にする。

これで、今回の旅は 帰路につく事になる。
この後、乗るべき列車は、山形駅発12:14の普通列車。


11:50すぎに、バスは 山形駅に到着。

多少 時間があったので、駅の近くにあった 松屋 で、今は亡き 豚めし ¥290 を注文。

だが、外から わかりにくい場所に、注文した直後と思われる若者グループが・・・

マズい・・・
時間がかかりそうだ。

案の定、注文した “豚めし” が出てきたのが 12:05 (発車9分前)

不本意ながら 5分でたいらげ、4分の時間を残して 駅へ!
そして、ホームへダッシュ!


なんとか 間に合わす・・・


12:14山形→(奥羽本線・普通)→13:00米沢

13:10米沢→(奥羽本線・普通)→13:56福島

米沢~福島 間の普通列車は、1日に 6本 しかない。

ゆえに、この13:10発を逃すと、次は 17:45まで 列車はない。

だから、豚めしをかきこんででも、山形駅12:14発の列車に乗らなくてはならなかった。


福島駅からは、東北本線をひたすら南下。

14:19福島→(東北本線・普通)→15:07郡山

15:20郡山→(東北本線・普通)→16:23黒磯

16:35黒磯→(東北本線・普通)→18:41大宮


山形駅を12:14に出発して、普通列車を乗り継ぎ、大宮駅に 18:41 に到着。

ちなみに、山形駅を12:06に出発する 「山形新幹線つばさ114号」なら、乗り換えなしで、大宮駅に 14:30 に着く事が可能☆

目的は達成できたし、節約重視って事で。


今回の旅の食費を除く 出費は、

・青春18きっぷ2回分  ¥4600

・高崎までの普通乗車券 ¥1450

・ム-ンライトえちごの指定券  ¥510

・バス代      合計¥3340

・東武鉄道代       ¥320

・宿泊費(東横イン)  ¥3670

・入浴料(銀山温泉)   ¥500

・入館料(将棋資料館)  ¥300

・蔵王ロープウェイ   ¥2500

合計 ¥17190 でした。



おわり

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樹氷を求めて、山形・蔵王へ②

2017-03-29 18:52:00 | 過去ネタ・短編シリーズ
銀山温泉の最寄り駅「大石田駅」から、引き続き 奥羽本線を南下していく。

14:39大石田→(奥羽本線・普通)→15:07天童

将棋 の街 “天童” で、再び途中下車。

駅には、将棋の街らしく、将棋資料館 が併設されているが、まずは明るいうちに 周辺を散策。

市街地には「倉津川」と言う川が流れているが、そこに架かる橋の名前が 将棋にちなんだものとなっている。


駅から近い順に、まずは、
「王将橋」


「銀将橋」「歩橋」と続き、
「金将橋」


そして 「桂馬橋」「飛車橋」



そして、最後に 「龍王橋」があり、

次にある国道13号線の橋は、普通の橋。

ここまで来るのに、結構 歩きました

帰りは、違う道から。

ホテル 「王将」の前を通り、


しばらく進むと、歩道上にも 将棋の駒が☆

どうやら “詰め将棋” の問題になっているようだ。

だいぶ 冷え込んできたので、考える気も起きず、駅に戻る。


続いて、天童駅に併設されている 将棋資料館 へ☆
将棋という娯楽のルーツなどが展示されている。

現在、一般的な将棋と言えば、
9X9 のマスで、40個 の駒(王、金、銀、桂馬、香車、角、飛車、歩)
を用いて行うが、
ここでは、もっと規模の大きな将棋が紹介されている。


中将棋
12X12のマスで、92個の駒

大将棋
15X15のマスで、130個の駒


さらに、とんでもない物が!


摩訶大大将棋 (←ギャグ?)
19X19のマスで、192個の駒


まだ 上があるぞ!!

秦将棋
25X25のマスで、354個の駒

ここまでくると、駒の種類だけでも 93種類

狛犬、踊鹿、水牛、羊兵、天狗、猫叉・・・
この駒達は、一体 どんな動きをするのか?
もはや、収拾のつかない展開になりそうだ。



そして、トドメに、

大局将棋
36X36、1296のマス上に、駒の数は ナント 804個

マスの 3分の2が駒で埋まっている 過密状態から始まる 大局将棋。

摩訶大大将棋が 可愛く見えらぁ!!


将棋資料館・・・
意外と楽しめた☆


では、蔵王への玄関口である「山形駅」へ!

18:09天童→(奥羽本線・普通)→18:28山形

山形駅に到着するも、蔵王へ向かうのは、明日。

市街地に雪は あまり積もっていない。
山の方はどうだろうか?
樹氷は形成されているのか?
心配だ。



今夜は、山形駅前の 東横イン に宿泊。

今日は 日曜なので、宿泊代が 3割引
シングルが 朝食付きで ¥3670

こんな時代もあったのですよ・・・



つづく














樹氷を求めて、山形・蔵王へ①

2017-03-29 18:51:00 | 過去ネタ・短編シリーズ
約7年前の 2010年1月に行った旅の記録。


別名「アイスモンスター」とも言われる 樹氷 を見たく、連休を利用して、山形の 蔵王 を訪問する。




1月9日(土)・夜

23:42大宮→(快速・ムーンライトえちご)→4:51新潟

今は亡き 夜行快速列車で、まずは新潟へ☆

そうです!

使用するきっぷは、JR線の普通列車(快速含む)が 乗り放題となる 青春18きっぷ

合計 ¥6050 で、埼玉の川越から山形まで、行って帰って来ようとしています!

¥6050の内訳は、
高崎駅までの普通乗車券(1/9) ¥1450
青春18きっぷ2日分(1/10,11) ¥4600
と言ったトコロ。


1月10日(日)

大宮を出発後、まもなく日付が変わり、列車は定刻どおり 4:51に 新潟駅に到着。
ここからは、日本海沿いを北上。

4:54新潟→(白新線・快速)→5:50村上

もちろん、外は まだ真っ暗。
新潟の市街地から、田んぼが広がる郊外へと進んで行く。

5:56村上→(羽越本線・普通)→7:57余目

村上駅を出ると、景色は一変☆
日本海が間近に広がり、列車の旅の醍醐味とも言える 素晴らしい景色が広がる。

だが、座席で 一晩すごした疲れが災いしてか?素晴らしい車窓を前に ウトウト・・

余目駅からは、東西に延びる 陸羽西線 で、山形県の内陸部 “新庄” へと向かう


8:00余目→(陸羽西線・普通)→8:50新庄

ライン下りで有名な「最上川」を眺めながら、内陸へ。

一気に 雪深くなってきた。


山形新幹線の終着駅である 新庄 に到着。
ここから、蔵王へ向けて 奥羽本線 を南下していく。

8:56新庄→(奥羽本線・普通)→9:15大石田

一気に 蔵王へは行かず、ここで途中下車。

新潟駅を出発してから、かなりの距離を移動してきたが、時刻は まだ 朝の9時すぎ。

大石田駅から バスで目指すは、大正ロマンあふれる 銀山温泉

そこへ向かうバスも、レトロな雰囲気漂う ボンネットバス☆


銀山温泉と言うだけあって、山の中。
周りは完全に雪景色。


バス停のある場所から 坂を下って行くと温泉街。




建物(宿)の雰囲気がとってもいい感じ。
夜のライトアップされた雰囲気も素敵そうだ。
いつか、宿泊してみたい温泉街です。

奥の店では、名物の “はいからさんのカリーパン” が売られていた。


スパイシーでカリッ&モチッ の食感!
表面はカリッカリッなのに、なぜか ふっくらモッチり。
中のカレーは、最初は少し甘めだが、後からスパイシー!


↑↑は、 宣伝文句
実際に食べてみると、何はともあれ 美味しかった!
あのような 食レポは、自分には無理かもしれない。


さらに奥へ行くと、温泉街の真ん中を流れていた川が滝になっていた。

少し離れた位置から 写真を撮っていると、近くで雪かきをしていたオジサンから、
「そこから撮ったんじゃ、意味ないよ!正面から撮らなくちゃ!」
と言われる。


↑↑意味のない写真・・・

正面で撮らなきゃ!と言われても、そこへ続く道は 雪がどっさりで、行くのは困難。

さらに オジサンは言う。
「でも、その靴じゃ無理だな!止めた方がいいよ」

別に行こうとしてないから。
ここからでも十分だし。

オジサンがうるさいので、早々と引き返す。



足湯もあったが、しっかり温まりたくなったので、「しろがね湯」と言う小さな公衆浴場へ。

シャワーは1つしかない。
浴槽も 3~4人入るのが精一杯だが、大半は 自分1人の貸切状態でした。



再び、ボンネットバスで 大石田駅に戻る。
引き続き 奥羽本線を南下していく。


つづく