控えめ予算の旅の記録

男ひとり旅ならではの少々過酷な旅。いっぱい旅したいので1つ1つの旅は低予算。それでいて充実した旅を目指します。

白銀の世界へ!谷川岳ロープウェイ

2017-01-31 21:13:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編

ここは「日本一のモグラ駅」として知られる JR上越線 土合駅

地下70mにある 下り専用ホームから、500段近い階段を上り、10分以上かけて 地上(改札口)に到達。

外は 完全に雪景色。

向かうは、谷川岳ロープウェイ

駅前には 国道291号線が通っているが、新潟方面へは抜けられない為、交通量は極めて少ない。

では、ロープウェイ乗り場まで歩いて向かうとしやすか!
と思ったら、タイミング良く バスがやって来ちゃったし。

困るんだよね~
目の前にいたら、乗りたくなっちゃうでしょ!

だけど、ダッシュしないと間に合わないから、いいや。
たいした距離じゃないし、もともと歩いて向かうつもりだったし。

ロープウェイ乗り場は、より県境に近い側にあるので、上り坂をゆく事になる。

上越線の線路を渡ると、道路は ぐるっと 地上をループしながら標高を上げていく。

やがて、先ほど渡った 上越線の線路が眼下に見える。

地図上だと 近くにあるように見えるが、高低差がある為、意外と距離がある。

他に歩いている人の姿は、もちろんない。
横を通る車からは、さぞかし 注目の的だった事だろう。


さらに進むと、雪よけのシェルターが出現。

こんな所を歩いて移動するとは、横を通る車からは さぞかし“変人”として見られていた事だろう。

シェルターを抜けると、道路脇の広場らしき所に、不思議な格好をした像を発見。

山の鎮の像

そんな所に手をあてて、一体 何を?
と一瞬思ったが、この像が造られた理由は この地域ならではの 悲しい出来事によるものだった。

それは“長沼孝三”という方が、知人のご子息が 谷川岳で遭難したの悼み、そして 霊を慰めるために制作し、それを再度 本人の手によって 復元したものが、これらしい。

バスを利用していたら、一瞬で通りすぎていた光景だった事だろう。


そこから 5分程歩くと、目的地である 谷川岳ロープウェイ乗り場が見えてきた☆

駅からは、トータルで15分くらいか。
個人的には、バスのお世話になる程の距離じゃないな。

モグラ駅で見かけた 登山部隊はとっくに行ってしまったのか?

時間が時間なだけに、周りにいるのは スキーヤー ばかり。
その中にポツンといる リュック姿の普段着男。

ここでも “変人” 的存在である事に変わりなし!

だが、それを気にしていたら、旅なんてできません。

さぁ、スキーヤー達に とり囲まれながら、ゴンドラに乗りますよ!

既に、標高 746m
この時点で、かなり寒いよ!

ここから 標高 1319m天神平駅 まで 一気に移動。

約15分の空中散歩の始まり始まり。

それにしても、今日は天気がいい。

スキーヤー達も話題にしていたが、この地域で これだけ青空が広がるのは 珍しいようだ。


これが↓↓谷川岳かな?


そして、標高1319mに位置する「天神平駅」に到着。

まず、目の前に広がるは、やはり スキー場

(そりゃ、そうだ)

そして、後ろを振り向くと・・・
 
「上越国境」とも言われる、険しき 谷川岳連峰の山々。


そして、真っ白に雪化粧した“谷川岳”と、そこへ向かって歩く登山者達。

冬の雪山に挑むだけあって、皆さん ちゃんとした装備をされた方ばかりだ。

自分みたいな 普段着に近いような格好の登山者は、誰ひとり いない。


まさか、その格好で 挑むの?

谷川岳・・・




つづく

































ホームから改札口まで、500mの長き道のり

2017-01-17 04:31:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
群馬県と新潟県を隔てる“谷川岳”の山々を貫く 全長13.5kmの「新清水トンネル」の ド真ん中にある 日本一のモグラ駅 「土合

トンネルの ほぼ中央にあるだけあって、地上(改札口)までは、約500mの道のり。
さらに、462段 の階段を上らなくてはならないという ウケ狙いのような構造をした駅。


途中、265段目には、一息つく為の(?)ベンチが設置されている。

そもそも、ホームから改札口へ行くのに、休憩が必要な駅って 何やねん!って話。

あと 197段

後半戦といきましょう!


谷川岳の登山に来た人達にとっては、この階段は いいウォーミングアップになるらしい。

さっきの方々は、登山客だったのかもしれない。
どうりで、あっという間に、階段を上ってってしまうワケだ。


そして、

ついに 462段目に到達!

その先は、通路に光が差し込み、地上に出た事を実感。

そんな 地底の奥深くから、地上を目指し、ひたすら 階段を上ってきた お客に対し、駅からメッセージが☆

お疲れ様でした!と言いつつ、さらに 頑張らなくてはいけないという展開。

地上に出たからと言って、改札口(駅の出口)は、まだまだ先・・・


階段も、462段で終わりではない。
まだ 続きがあった。


ようやく、終わりが見えた!
改札口まで あと少しだ☆

17mが わずかに感じる程の とんでもない駅。

定期列車が上下 5本ずつ しかない割には、立派な改札口。

昔は、スキー客や登山客などで、かなり賑わっていたのかもしれない。
だが、今は さみしさ漂う無人駅。

以前 訪れた際、駅員がいる時もあったが、ハイシーズンだけなのか?

スキーは、今がハイシーズンだけど、荷物がかさばるから、基本 車か。


駅の時刻表を見てみると、本当に 上下5本づつ しかない。


外に出てみると、駅舎も立派☆



「駅舎入口」

モグラ駅の方が目立っていて、本来の駅名がオマケのように書いてある。


“下りホーム”は、地底の奥深くで、駅から出るのに 一苦労だが、

“上りホーム”は、駅舎のすぐ横、地上 にあったりする。


なんで、こんな事に?

どうやら、建設された時期が違うらしい。

当初は、現在の上り線だけで(当時は単線区間だった)
後から、現在の下り線が 地下深くに建設され、このような おかしな駅が誕生するに至ったそうな。

この辺りは、完全に雪景色。


もちろん(?) 駅だけ見て 終わりでは、ありません。
あそこに 行きますよ!



つづく













トンネルのド真ん中にある、日本一のモグラ駅

2017-01-15 13:46:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編

7:10高崎→(上越線・普通)→8:14水上

群馬県と新潟県の県境、いわゆる 上越国境 への入口 水上駅 に到着。

東京と新潟を結ぶ 主要幹線でありながら、水上駅から先、国境(県境)を越える定期列車は、1日にわずか 5本 というから驚き。

まさに、在来線での県境越えは “国境”と呼ぶにふさわしいくらいの険しさである。

何度も通った事あるけど、このように 著しく列車の本数が少ない区間って、列車で旅をする者としては、そそられますな。

そんな 1日に5本しかない「長岡行き」の一番列車(8:24発)は・・・

ナント!新型車両! じゃ ありませんか!

とうとう、この区間にも新車が投入されたか。

車内は、半分がロングシート、もう半分がボックスシートという JR東日本の3ドア車としては、初めてのパターンのような気がする。

鉄道で旅する者同士、ボックスシートの争奪戦が 一段と激しくなりそうだな。
今回は2駅先で下車するから、かまわないけど。


水上駅を出発後、しばらくは 地上を“利根川”に沿って走るものの、次の「湯檜曽(ゆびそ)駅」直前からトンネルに突入。
下り線は、トンネルを入って スグの所に駅がある。

このトンネルこそが、群馬県と新潟県とを結ぶ、全長13.5kmの 新清水トンネル である。
そして、このトンネルのド真ん中にあるのが、次の「土合駅」である。


それにしても、この手の車両に、この手のシート・・
まるで 首都圏を走る列車の様。

車内アナウンスも、当然 自動放送。
しかも、山手線等でお馴染みの、あの声に あの口調。
もちろん、日本語の後は 英語でのアナウンスもしっかりある。

なんだか、上越の山越えをしている感じが薄れ、首都圏を移動しているかのようだ。


8:24水上→(上越線・普通)→8:34土合

湯檜曽駅から トンネルを抜ける事なく、次の「土合駅」に到着。


意外と下車する人がいるが、そそくさと出口の方へと 歩いて行ってしまう。

珍しい駅だというのに、写真とか 撮らないんだ?

まぁ、こちらとしては、他に人がいない方が都合がいいんだけどさ。


山を貫くトンネルの中にあるだけあって、都市部にある 地下鉄の駅とは ひと味違う。

洒落っ気もなく、地味。
まさに、トンネルの中って感じ。

かつては、端にあるホームだけだったが、今 立っているホームが増設され、不思議な光景に。

13km以上あるトンネルの真ん中辺りにある駅だけあって、山の地下 奥深くにある。
はたして、地上に出るまで どのくらいかかるのか?

ホーム中央に、出口に向かうであろう階段が見える。


階段の手前まで進み、上を見上げてみると・・・

これはこれは・・

絶望的な光景が広がっている ではないか!

これを見て、心が折れた人も 数多くいた事だろう。
だが、引き返そうにも、次の下り列車がやって来るまで、平均で3時間4分もある。(計算しました)

いやいやいやいや、
上り列車もあるではないか!と思うかもしれないが、このホームに上り列車は やって来ない。 

この区間は、単線ではなく、複線区間。 
上り列車がやって来るホームは、階段を上がった先、地上にあるという 素晴らしき嫌がらせ。



階段の手前には、日本一のモグラ駅 と言うだけあって、意地悪そうなモグラの絵が書かれた案内板もある。

改札口までは、合計 500段 近い階段と、500m 近い距離を進まなくてはならない。

所要時間10分とあるけど、相当 元気良く行かないと 難しいと思う。

そもそも、ターミナル駅でもないのに、ホームから改札口まで 10分以上かかる駅って 何やねん!って話。


ご丁寧にも、階段の端には、今 何段目かを表す 数字も書かれている。

それにしても、ホームなどの写真を撮っていた 5分くらいの間に、一緒に列車を降りた方々の姿が 階段のはるか上なんですけど・・・

皆さん、元気ですね☆

では、地上へと続く 462段 の階段を上り始めるとしやしょう!

階段は、5段上っては 間隔が空き、を繰り返す。
一定のリズムで上る事ができるように工夫がされている?




そして・・


462段のうち、265段目まで上ると、一息つく為のものか?ベンチが設置されている。

そもそも、ホームから改札口へ行くのに、休憩が必要な駅って 何やねん!って話。


では、一息つくとしましょう!
ブログも。



つづく


























青春18きっぷが購入できない?

2017-01-10 13:47:00 | 青春18きっぷの旅・冬の上越&上州編
時は、2016年12月末。

本州、四国、そして九州までも訪れる結果となった「青春18きっぷ西日本横断の旅」から 3ヶ月・・・
再び「青春18きっぷ」のシーズンがやって来た☆

今回は、特に 連休の申請をしなかったので、年末年始は最大でも2連休止まり。
よって、比較的近場を訪れる 規模の小さな旅を、数回に分けて行うつもり。


まず、最初の2連休で向かうは 上越

今回も、JR川越線「南古谷駅」を 4:55 に発車する 一番列車に乗らなくてはならない。

また 朝の4時台に4km程度 歩くのか・・・
って事は、3時すぎには起きなくてはならないな。

仕事で 疲れが溜まった身には、ちと こたえるわ。



そして、当日。

「わたらせ渓谷鉄道日帰り旅」の時は、4:15に自宅を出発し、時間のなさゆえ、半分ジョギング状態で4:55発の列車に間に合わせた。

そんな苦い経験を踏まえ、今回は4:00に自宅を出発。
余裕をもって「南古谷駅」に到着。


まずは、通常の券売機とは違う「指定席券売機」で、青春18きっぷを購入せねば。


えっ!?

6:40
まで使用できないって?

マジかっ!?

以前は、朝一から使用できたハズなのに・・・

理由は、6:40まで 係員が不在 だから?

そうです。

川越駅のお隣「南古谷駅」は、いつの間にか、朝6:40まで 無人駅 と化していたのだ。

整理券発行機まであるし・・

前回 来た時は気にしていなかったが、これでは 6:40まで 青春18きっぷ が買えない ではないかっ!

日付スタンプも 他の駅で押してくれって、案内されてるし。


それより、青春18きっぷが購入できないのでは、今回の旅が成立しないではないか!

6:40まで、あと2時間程 待つ?

それでは、本日のスケジュールが台無しに。
そもそも、この時間(4:55)に出発する必要があるから、約4kmの道のりを歩いて来たワケだし。


ならば、青春18きっぷでの乗車を諦め、普通乗車券で乗車する。

それでは、元も子もない。



いや、ちょっと待てよ!

たしか、大宮駅での乗り継ぎ時間には、余裕があったな!

新幹線ターミナル駅である「大宮駅」なら、係員がいないなんて事はないだろうから、指定席券売機も 朝一から稼働しているハズ!


仕方がない。

大宮駅までは、普通乗車券(¥240)を購入して行くか・・・

それにしても、みどりの窓口 廃止に続き、早朝の無人化とは・・・

経営が厳しくなくても、それに甘んずる事なく、経費削減の努力を怠らない。
その方針には共感できます。
家計も一緒だから。


自宅の最寄り駅(東武東上線)の一番列車より早い、4:55発の列車に乗ります!

4:55南古谷→(川越線・各駅停車)→5:10大宮

次に乗る列車は、5:39発の高崎線・普通列車 高崎行き。
時間は、たっぷりある。

青春18きっぷを購入する為に、いったん改札の外へ。

新幹線への乗り換え駅でもあるんだから、ここの指定席券売機は稼働してるよね?



良かったぁ・・・

稼働してる。



無事、青春18きっぷを購入!


あぶなっ!
危うく、旅に出れないトコやった。

朝5時すぎの大宮駅は、まだ ひっそりとしていた。


では!
ここから 上越国境(群馬県と新潟県の県境)へ向け、普通列車での長距離移動といきますか!

5:39大宮→(高崎線・普通)→6:55高崎

大宮から高崎方面への一番列車。

朝5時台の下り列車だというのに、混んでいる。

考えてみたら、今日は日曜。
忘年会シーズンでもあるし、徹夜組の帰宅ラッシュって事か。


6:55、高崎駅に到着。

次に乗る列車は、7:10発の上越線・普通列車 水上行き。

窓を背にして座る ロングシート オンリーの車両が来ちゃったよ・・

基本、向かい合わせのボックスシートの車両が来る路線なのに。

7:10高崎→(上越線・普通)→8:14水上

ただ、日曜にもかかわらず、制服姿の中高生が結構 乗ってくる。

4両編成の車内は、立ち客が出る程の混雑ぶり。
その大半が学生だ。

日曜ですら これなのだから、平日は 中高生で相当混雑するものと思われる。

そう考えると、ロングシートの車両での運行も、うなづける。
JRも、ちゃんと考えている(?)


天気が良いから、進行方向右側には、迫力ある赤城山の姿がハッキリと見える。


やがて、雪化粧した 谷川岳連峰の険しき山々が見えてきた☆

列車は、上越国境への玄関口でもある 水上温泉郷へと進んで行く。


沢山のホテルが建ち並ぶ、温泉街の中心部を抜けると、終点 水上駅だ。

定刻どおり、8:14に到着。

水上駅までは、普通列車だけでも、1時間に1本程度 列車が走っている。

だが、ここから先、
上越国境を越え、新潟県へと抜ける列車となると、状況が一変する。

ナント!
定期列車は 1日に5本だけ

10分後に発車する 8:24発の 長岡行き普通列車が、本日の一番列車だ。

この列車に乗る為に、朝4時に自宅を出発し、4km歩いてまでして、南古谷駅を4:55に発車する列車に乗りたかったワケです。



つづく










総集編・日の出山 山頂からの初日の出

2017-01-08 15:26:00 | 御嶽山・初日の出登山
2016年12月31日、年明けまで あと10分。

自宅の最寄り駅に 歩いて向かっている途中で 年が明け、普段の終電よりも、30分ちょっと後に走る臨時電車(東武東上線)に乗って、0:58池袋に到着。

1:05池袋→(山手線・内回り)→1:13新宿

1:20 中央線下りホームは 大混雑!

朝の通勤ラッシュ並みの光景。

1:31新宿→(中央線・各駅停車)→2:08立川

2:18立川→(青梅線・快速 武蔵御嶽神社初日の出号)→3:04御嶽

御嶽駅には、定刻どおり 3:04に到着。

登山の格好をした人が 大量に降りて行く。

夜中の3時、今日だけは 大賑わいの「御嶽駅」


駅から ケーブルカー乗り場までは、バスを利用。
今夜だけは、バスも終夜運転している。

ただ、初詣客や 初日の出目当ての登山者によって、バス乗り場には 長蛇の列。


3時半、約15分待ったあたりで、バスが2台まとめて やって来た!

またしても、すし詰め状態。

3:45、ケーブルカー乗り場「滝本駅」に到着。

ココ 滝本駅(標高407m)から 山頂付近・御岳山駅(標高831m)を 約6分で結ぶ。


まもなく 午前4時、標高831mに位置する「御岳山駅」に到着。

外に出てみると、東京の夜景が素晴らしい☆


「御岳山駅」から 少し歩くと、参道の入口がある。


案内↓↓があるので、確認してみる。


とりあえず、最も目立つように描かれている (左上の) 武蔵御嶽神社 に向かう事にする。


「武蔵御嶽神社の入口」

現在 4時半。

相当、階段を上りそうだな・・・

案の定、相当 階段を上らされる。


ようやく ゴール☆

元旦だからなのか、随分 派手やな・・・

初日の出スポットの“日の出山”への登山道は、各自 ヘッドライトや懐中電灯などを用意しなければ、道がわからない程 真っ暗 である。

↑↑実際はこんなに明るくない。
カメラのフラッシュを使って 撮影。

このような 真っ暗な道が2km弱続く。

そして 5時半、

ついに山頂に到着!

既に 沢山の方々が、初日の出を求めて、到着済みのようです。

暗くて わかりづらいが、かなりの人数。

とりあえず、なんとか 自分の場所を確保。



そして、徐々に 夜が明けていく・・・










2017年の初日の出、しかと 見届けました☆


ここは、東京都の西部にある 日の出山 の山頂。
標高は 902m。

これより 下山を開始する。

やはり、来た道を そのまんま戻るのでは 芸がないので、つるつる温泉(三ツ沢方面)に下山する事にする。

↑↑右下から左に行く感じ。

7:15、下山開始。




50分程、山肌を下って行くと、車も通れる平坦に近い道に出た。


それから さらに15分程 歩き、
8:20「つるつる温泉」に到着。


ちなみに、気になっているのは この温泉施設の事ではなく、↓↓の「機関車バス」

だが、すべての便が 機関車バスでの運行というワケではない。

本日、最初の機関車バスでの運行便は12:00!!

3時間半も先かっ!


そんなに時間があるんじゃ、温泉 入るしかないね。


そこまでして、機関車バスに乗りたいのには、それなりのワケがある。

この「機関車バス」は、現在 日本で運行されているバスのうち、けん引二種免許 を必要とする 日本で唯一 のバスだったりする。

仕事でバスを運行する身として、日本で唯一のバスを体験してみたいのだ。


つるつる温泉の入浴料は¥820。
入館から3時間を超えると、延長料金がかかる。

現在 8:40だから、11:40までか・・・

まさに、12:00発の機関車バスに乗ってくれと言わんばかりの展開だ。


入浴する前に、ちょっと休憩のつもりが あっという間に夢の中・・

気付けば、10時半すぎ。
温泉 入らなきゃ!

温泉は、その名のとおり、入った瞬間から 肌がつるつるっになる。

温泉に入った後は、つるつる温泉の名物「赤いうどん

激辛物ではなく、赤いスープの正体は トマト

3時間 フルに滞在して、11:40 外に出る。

しばらく待っていると、お目当ての「機関車バス」が登場!

動きが トレーラーと一緒だ。

これが、日本で唯一だと思われる「けん引二種免許」を必要とするバスである。

青春号」と言うらしい。

「青春号」に乗って「生涯青春の湯」である つるつる温泉へ!
ならば、JRも“青春18きっぷ”で乗るべきだったか?


それはさておき、客車に乗ってみると、正面に運賃表が表示される等、お金が必要な路線バスである事を実感できる。

もちろん、その横に運転席はないし、この車両自体に、動力はない。
あくまで 動力のある車両に、引っ張られる立場だ。

運転手がいない代わりに、中央の出入口付近には、制服を着られたお姉様がおられる。
お客ではない。
女性の 車掌さんが乗務しているのだ。

今時、車掌が乗務しているバスというのも 極めて稀だろう。
運転席と客室が 完全に別の車両である為、車掌が必要になるというワケだね。

そう考えると、普通の大型バスよりも 定員が少ない上に、人件費も余計にかかる事になる。

さらに、機関車バスの前を 同じ12:00発として、通常の大型バスが先行して走るみたいだ。
おそらく、乗車定員の少ない機関車バスだけでは、輸送力が弱いという事だろう。

だったら、大型バス1台だけで走らせた方が経費はかからないが、機関車バスを走らせる事で、観光地としての魅力が増す事だろう。

何がともあれ、トレーラーの荷台に乗るようなもので、右左折時の車両の動き等は、職業運転手としては、興味深いものがあった。
できれば、けん引免許の一番の見せ所、車庫入れも披露してほしかった。

20分もしないうちに、終点の「武蔵五日市駅」に到着。

通常のバスと、機関車バスのツーショット☆

何気に始めて来る終着駅。


14:32武蔵五日市→(五日市線)→14:49拝島

列車で 全国を旅するようになって19年。
意外にも、初体験のJR五日市線。
むしろ、ここが一番の青春ポイントだったりして?

帰りは「拝島駅」で JR八高線に乗り換えて「川越駅」へ。

15:01拝島→(八高線・川越線)→15:47川越

横にならないと マトモに眠れない人が、座った状態でも眠れてしまう程、疲れていた。

川越からは、東武東上線で 自宅の最寄り駅へ。


それにしても 昨夜は、出発直前まで、行こうか?行くまいか?迷ったが、行って良かったかな。

という事で、今年もよろしくお願いします。



おわり

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