「デルタクロン型」、ブラジル初の感染者 米欧でも確認
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ブラジル保健省は2022年3月15日、新型コロナウイルスの変異型「デルタ型」と「オミクロン型」の特徴を併せ持つ混合変異型「デルタクロン型」の同国初の感染者を確認したと明らかにした。
デルタクロン型の感染者はすでに米欧でも確認されている。現状では小規模な感染にとどまっている。
ブラジルでは2人の感染が確認された。現地メディアによると、北部アマパ州で34歳の男性、北部パラー州で26歳の女性が感染した。同国のケイロガ保健相は15日の記者会見で「デルタクロン型は監視が必要だ」と述べた。ワクチンのブースター接種(追加接種)など従来と同様のコロナ対策が効果的だと指摘した。
デルタクロン型はすでにほかの地域でも感染者が出ている。
世界保健機関(WHO)は9日の記者会見でフランスとオランダ、デンマークでも確認されたと明らかにした。
米国でも感染者の存在を報告する論文が査読前の医学系論文を公開するメドアーカイブに掲載されている。いずれの地域でも感染者数は少数にとどまっている。
デルタクロン型は1月にキプロスの研究者が発見したと報告した。当初は技術ミスによる誤検知ではないかという指摘もあったが、その後WHOなども混合変異型の存在を認めた。新たな変異型について感染力の強さなどの詳細は明らかになっていない。
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「デルタクロン型」、ブラジル初の感染者 米欧でも確認(写真=ロイター)
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日本経済新聞
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