先週は予備機の2711を3日ほど使いました。
整備済みの予備機も状態確認の為、年に一回位は仕事に使います。
2年前には燃料ホースの硬化により燃料タンクグロメットの所から燃料漏れが発生。
☆燃料フィルター
2年前に交換した燃料フィルターですがタンク内を転がり回るのでアルミ部分が減っています。
予備機は1日目は問題無かったのですが、2日目から少しクラッチが原因の振動が発生。
常用域の振動も、草の濃い所で使う回転域になると振動は気にならなくなります。
前回の整備はまだ深く考えないでやっていた頃なので2年前位か。
シューは中古だが、ドラムが新品で前回の記事同様ドラムに部分的に当たっていない所が見られる。
分解時の写真は取り忘れました!
☆クラッチ
左が新品で右が付いていた物の清掃済み品。
分解前のクラッチシューの動きは問題無く、本体から外した状態でボルトを回してみても
回転はスムーズ。
ボルトに錆は出ている物の、シューのボルト穴を覗くとまだいくらかグリースは残っている状態。
しかし、フライホイール側のワッシャーに油分はなく、上からスプリングワッシャーで
押さえつけられている為にこの部分の摺動抵抗が原因と思われる。
ライニングの厚さを測ってみると0.2mm程厚みが違う様だが誤差の範囲か?
とりあえず錆び落としと給油で組み付けて今回は終わり。
しかし、この部分は何故こんなに錆が出るのだろうか。
ボルト周りのワッシャーはテフロンシートに置き換えたらと思うので、そのうち暇が出来たら
探してみよう。
軸方向のガタはスプリングワッシャーで押さえつけるのではなく、ワッシャーの枚数で
調整したいと思います。
手短な所では台所用のクッキングシートとか?で代用出来ないかな。
摺動部分はテフロン系潤滑剤という乾燥系の潤滑剤が有る様なので
それも今度試してみようと思います。
☆ドラム側スプライン
前回アップしていないと思ったのでドラム側スプラインの錆の写真。
金属の酸化物は皆?元より体積が大きくなり硬度も固くなる物だと思っています。
だからこの部分に錆が出ると錆が研磨剤となり振動で痩せていくのではないかと。
BCZ271を導入した仲間の話では、新型はスプラインが大きくなっているとか。
この部分に弱点がある事、メーカーは分かっていても部品の互換性の関係上
簡単に仕様変更は出来ないのかも知れません。
話は変わりますが、岩手の樋口金物機構さんのスチールのFS2200の初期型ギヤヘッドが
無償交換になったと書かれていました。車ならリコールみたいな対応でしょうか。
普通は社外秘で、修理に入った時にこっそりと対策品に交換されるのに、こんな情報を
オープンにするスチール社は凄いですね。
スチール社は部品供給停止になった機種もちゃんと情報公開していますし。