ガイドバーマウントは多様で、同じメーカーのチェンソーでも共用出来ない物が有ったりします。
村人のチェンソーは現在G3711とG5001で、同じメーカーなのにマウント規格が違います。
そこで、手持ちのガイドバーマウントを比較してみました。
☆21BP用マルチマウント
一番長く使って居るのが先端交換式の軽量バーで、純正品もスギハラのOEMです。
多種のチェンソーに使える様マルチマウントになっており、アジャスターの穴が長穴になっています。
☆ゼノア規格用?ガイドバー
マルチマウントでないG3700系とG5000系ガイドバーを比較してみました。
写真上の16と書いて有るのが3700系用で、オイル穴が開いておりません。
ハードノーズバー(スリムバー)
アジャスターの穴がガイドバーの溝まで達しているので、チェンオイルは
アジャスターの穴から供給されます。
写真下が5000系でアジャスターの穴が溝まで達していないので別途オイル穴が開けられています。
☆ハスク純正33Cmピクセルガイドバー
G5000系にはそのまま使う事が出来ますが、G3700系ではアジャスターの穴が狭いので
3700系には丸ヤスリで穴を広げてマルチマウント風にして使って居ます。
☆スチール05マウント
こちらはMS200等に使っていたガイドバーでG3711にPS3を使う為、穴を開け直しております。
昨年はMS201を使っておりましたが手放したので予備のバーを3711用に改造して見ました。
アジャスターの穴は溝まで達していないのでオイル穴も追加する必要が有ります。
ゼノア用に改造したガイドバーをスチールのチェンソーに付けると
新規に穴明けしたオイル穴からオイルが逃げる筈なので共用は不可と思われます。
その為、改造バーはゼノア専用になってしまいます。
ソーチェンのピッチが違う物はドライブスプロケットの交換も必要になります。
いずれの改造も自己責任で行っている事をご理解下さい。
次にG3700系とG5000系の違い
☆G3711のソーチェンカバー
最近までアジャスターのピンはアジャストネジの真上に位置すると思っていましたが
アジャスターピンはオフセットされた物でした。
未確認ですが、上下をひっくり返す事でハスクマウントに成ると思われ、
その場合はプレートの溝を削る必要が有ります。
☆G5001のソーチェンカバー
こちらもアジャスターは同じ物で、3700系と向きが反対に装着されております。
それに合わせてプレートの溝の位置も変更されております。
☆チェンソー本体のプレート
チェンソー本体のプレートを比べてみるといくつかの違いが有ります。
ガイドバーを止めるネジの間隔が違うのでそのままでは付け替え出来ません。
☆G3711本体
G5001のプレートを乗せてみるとアジャスターの入る部分に余裕があるので
アジャスターをひっくり返して使う事は出来そう。
G5001のカバーを乗せてみるとアジャスターピンの入る部分に問題は無し。
☆G5001本体
G3711のカバーを乗せてみるとアジャスターピンの入る溝が狭いので
アジャスターをひっくり返す事は不可能と思われます。
どちらの機種もプレートと本体のオイル穴溝の位置が合わない様な気がするので
プレートの入れ替えは不可かも知れません。
先にも書きましたがこの写真に写っている3700系のプレートにオイル穴が2本付けられているのは
オイル穴の無いガイドバーで、アジャスターの穴からオイルを供給する為です。
※結論
ハスクとゼノアのチェンソーを持っている場合、マルチマウントでないガイドバーで
丸穴の物は長穴にしてマルチマウント化をして共用出来る場合がある。
550XPはカバー側にプレートが付いていないので、マルチマウントのガイドバーを付けると
リブの部分からオイルが逃げてしまい使用不可能らしいので要注意。(他にも該当機種が有るかも)
その場合、他機種の適当なプレーをガイドバーとカバーの間に挟む手は有りそう。
スチールはハスクやゼノアとまったく違う規格なので共用は不可能。
と言う結論になりました。
何度でも書きますが、この様な改造はトラブルが起きても自己責任です!
村人は今までG3711+40CmガイドバーやMS200を標準機として仕事をしてきました。
しかし昨年はガイドバーを短くする事でチェンソーの取り回しが楽に成り、
さらに安全性も高まると言う事を知りました。その為今は試行錯誤中。
チェンソー仕事はちょっとしたミスが事故の元。
その為、楽に安全にと言う事は常に考えて行かなくては成らないと思っています。