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『川の底からこんにちは』 映画

2010-05-01 23:07:47 | movie
2010年  製作国:日本
監督:石井裕也
出演:満島ひかり/遠藤雅/相原綺羅/志賀廣太郎/岩松了


【ストーリー】
仕事も恋も「妥協」した都会生活をはなれてしじみが暮らす、のどかな水辺の町へ
上京して5年。仕事は5つ目。彼氏は5人目。ダラダラと「妥協」した日常を送る派遣OL佐和子に、ある日突然、父親が病に倒れ余命わずかだと知らせが入る。ひとり娘の佐和子は水辺の町にある実家へ帰って“しじみ工場”の後継ぎをすることを余儀なくされる。その工場で働くオバちゃん達はみなくせ者ばかりで、工場は倒産寸前だった。追い込まれた佐和子はこれまでの「妥協」した人生に初めて立ち向かうことを決意する…。

夢や希望も持てない。どん底まで落ちた人生。「わたし…もうがんばるしかない!」


【感想】
初日舞台挨拶付き。
なんと、満島ひかりを筆頭に、工場のおばちゃん達が映画の中同様の白い工場着と白い帽子で登場!満島ひかりはかなり恥ずかしそうだったよ(笑)

佐和子は「しょうがないじゃないですか」が口癖。問題意識ゼロだし改善意欲もゼロ。
その佐和子の感性と喋り方はかなり独特で、客席でもしばしば笑い声が起こっていた。
爆笑!というより、クックックみたいな感じかな。

夢がないとか希望がないとかやりたいことがないとか、中の下とか、私違うし。
人生楽しいぞ!仕事やりがいあるぞ!と思った。そしてそれをとても幸せだと思った土曜の昼下がり。

『櫻の園』 DVD

2010-05-01 22:57:34 | movie
2008年  製作国:日本
監督:中原俊
出演:福田沙紀/杏/寺島咲/大島優子/はねゆり/武井咲/菊川怜/富司純子


【ストーリー】
バイオリニストの夢を諦めた桃は、親が決めた名門私立高校、櫻華学園へ編入する。伝統を重んじる音楽高校とそりが合わずに退学したが、編入した櫻華学園も伝統に囚われた学校だった。うんざりした桃は、出入りが禁止されている旧校舎で、「桜の園」のシナリオを見つける。昔は、演劇部の生徒が脚本を書き、毎年桜の季節に上演されていたらしい。この脚本を演じてみたくなった桃は、親しくなった生徒に声をかけ、出演者を集める。


【感想】
なんだなんだ、このつっこみどころ満載の映画は!
私1990年版を以前観たときに世界観が好きじゃなくて、2008年版も全く興味なかった。けど今になって観ることになったのはもちろん、優子が出てるから
優子はよかった(笑)

が、それ以外はひどい。オスカープロの人が出てきすぎで違和感アリアリ。
無駄な米倉、無駄な上戸。完全に映画にいらないのに、出てくることでしらけるのに。

1990年版の世界観が苦手だったのは、「女子高→百合→お姉さま」の構図が強かったから。自分も女子高出身だけど、「あんな感じじゃないぞ!」と言いたい。女子高は男子がいない分開放的で元気なんだぞー!

と、まぁそれは置いておいて。
主人公の表情が乏しすぎで、それを裏打ちするだけの説得力もなく、単に魅力ない人みたい。
あと、先輩たちの後輩たちに対する態度が悪すぎるだろ。後輩に全然優しくないんだもん。ありえん。

この映画、相当コケたらしいけど、うん、観たら分かるよ、コケてしまった理由。

『あしたの私のつくり方』 DVD

2010-05-01 22:33:56 | movie
2007年  製作国:日本
監督:市川準
出演:成海璃子/前田敦子/石原真理子/高岡蒼甫


【ストーリー】
日南子(かなこ)は、かつてはクラスの人気者だったが、ある日突然いじめられる存在になってしまう。寿梨(じゅり)は、小学校の卒業式の日に日南子と交わした言葉が忘れられない。「本当の自分」と「偽物の自分」。共感し合いながらも、それ以来疎遠になる二人。やがて高校に進んだ寿梨は、噂で日南子が引っ越したと聞き、突然彼女にメールしようと思いたつ。寿梨はコトリと名乗り、「ヒナとコトリの物語」をメールに綴り始める。


【感想】
この映画が公開された当時、行こうかどうしようか迷ったんだよね、確か。成海璃子に注目してたので。だってあの子、まだドラマ出てた小学生当時から顔が完成され過ぎててね!私はびっくりしたわけです。
人の顔は、最初ぼやけてて、年を重ねていくにつれて余計なものが取れて行って綺麗になるのが常なのに。
なのに小学生でもう完成形ですか?と何度も心の中でつっこみを入れてました。

さて、話は本題に入って映画のこと。
取り扱ってるテーマが私には合わなかった。
「本当の自分」て、きらいだー。昔ブログに書いたことがあるけど、それは決して「本当の自分」ではなく、そうありたい自分に過ぎない、と。今ここにある自分は、決して理想の自分じゃないかもしれないけど、今この瞬間のあなたが「あなた自身」だということを認めなさい、と。

ただ、映画の中で「あれはそうなりたい自分だった」的セリフがあったので、単に「本当の自分探し」の映画で終わったわけではなかった。

まぁでもね、ちょっと描かれてる問題、関心事は私には幼すぎて一切共感できないし、心動かされなかった。いじめって周りになかったし。
思春期の女の子がみんなあんなに居心地悪い日々を送ってるわけじゃないぞ!私は言いたいこと言ってたしやりたいこともやってたぞー!「本当の自分」は別にいる、なんて思ったこともないやい。


あっちゃん(前田敦子)が最初小学生の役を演じてて、それがあんまり違和感なくてびっくりした!撮影当時は中学3年ぐらいでしょ?多分。すごい。
そういえば、私が彼女の存在(そして彼女がAKBの一員だということ)を知ったのはこの映画の公開時だったな。当時は、「なにこの幼い子。あかぬけてなくて好きじゃないな。」て思ったものよ。懐かしい。さなぎが蝶になったねー。