雅藍(がお)っぽさまるだし2。

芝居やゲームやWWEや映画やライブを糧に人生を何とか過ごしてる、そんな雅藍(がお)さんの日々をまるだし。

「みんな昔はリーだった」:年の瀬だからこそ「佳作」がいい時もある。

2006年12月24日 | 風に記された文字だから(演劇)
この週末の世間はやたらめったら忙しくて。

渋谷や新宿には人が溢れかえっていて、
今年はなぜかカップルがやたら目に付くんだけど。

何というか、この時期の幸せな雰囲気は嫌いじゃない。
その気分をみんなから少しずつ分けてもらっているような感じを受けながら、
せわしない人ごみを掻き分けて、パルコ劇場へ向かいます。

後藤「大王」ひろひと作・演出の公演、
「みんな昔はリーだった」を観劇。
これが今年最後の観劇(大晦日の「アレ」はあえてカウントしない)。

大王VSホリケンということで、
どんなハチャメチャな芝居になるのかと思いきや、ふたを開けてみれば
「大王版スタンド・バイ・ミー ブルース・リー風味」
とでも言うべき、良作でございました。

大王らしい細かいくすぐりはあるものの、
懸念していたホリケンの暴走もなく…っていうか、
ホリケン、ちゃんと芝居できるんじゃん。
(あくまでもベースはホリケンなんだけどさ)

脇役も地味にいい面子がそろっていて、
紅一点の京野ことみが実にカワイイ。
こんなマドンナ、いいなぁと。
正直中学の頃の憧れの人を思い出してみたり。

で、要するになにが言いたいのかというと、
男の子には男に憧れる時期があり、
男の子には友情に全身を費やす時期があり、
男の子はマドンナに恋焦がれる時期があり、
男の子には総じて「おバカでカワイイ」時期があるんです。

そんなノスタルジアに浸り、ほろっと来てしまう2時間10分。

Piperほど毒や下らなさ(褒め言葉ね)があるわけではなく、
かといって「ミッドサマー・キャロル」ほど感動的というわけじゃないけど。
それゆえか「中途半端」という批評もあるみたいですが。

私はこの位の、肩の力を抜いた「佳作」な作品の方が、
年の瀬のせわしない時期には息抜きにぴったりだと思うのです。
やるなぁ、大王。

ますます幸せな気分になって渋谷の街を後にして、
新宿に向かって進み、昨日買ったもののアクセサリーを揃えて、
帰宅してからはそのまま美容院へ行って、
今年最後のカットをしてもらいました。

どうも今日は思ったよりも予約が入って混雑していたみたいで、
私と同じように「大晦日の来週より、今週中に行っておこう」と
思った人が多かったみたい。

どこもかしこも、やっぱりせわしない年の瀬です。


ともあれ、宗教宗派はともあれ、
なんとなく誰もがあったかくなってしまうような、
イルミネーションとケーキ売りの掛け声にまみれた週末。

とりあえず根拠は置いておいて、今日は気持ち優しく楽しくなれそうです。

でも来年はもっと楽しいことを企てたいと、
来年の予定や豊富や希望をサンタさんに願いつつ。


メリークリスマス。
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