双龍の感動の書生活

日々の感動を一文字で表現

自分の中での革命

2005年06月20日 00時42分01秒 | 書作品
きょうも、もう一回生徒さんと自分の作品が見たくなって美術館に行ってきました。
やはり、一生懸命、気持ちをこめて書いた作品からは、力が伝わってきます。
みなさん素晴らしい。
この作品は、以前紹介した高校生ラガーマンの作品です。

今朝いつも通り、書を書いているなかで、ひとつ気付いたことがありました。
私は、文字を書く前に必ず、数枚線の練習をするんですが、そこで気付きました。

今まで、私は線は「書く」ものだと思ってたんです。
しかし、線は「書く」ものではなく、「すべらせる」ものだとやっと気付いたんです。
力を抜いて、筆を自然に平行移動させるという感覚です。
そして、強調して書かなければいけないところで力を入れる。
言葉で説明できるものではないので、わかりにくいですね。

テニスも似たような感覚だと思います。
テニスをしている方はわかると思いますが、テニスではボールを打つ時の
インパクトの瞬間だけ、腕に力を入れるんです。
ボールを捉える直前直後は、力を抜ききらないと、ボールに力が伝わらないんですよ。
おそらく、野球でも同じだと思います。(野球経験がないのでわかりませんが)

これは自分の中では、大革命です。
もしかしたら、気付くのが遅かったかもしれません。
そのちょっとした意識の違いで、劇的に変わるんです。

これだから書道は面白い。
それが本当に正しいのかはわかりませんが(笑)

書を極めるには、まだまだ道のりは遠いです。
これからの人生、長い目で見つつ、なおかつがむしゃらにがんばるぞ!