双龍の感動の書生活

日々の感動を一文字で表現

墨の付け方

2012年08月22日 21時42分32秒 | 書作品
墨の付け方によって、線の色が違ってきます。

毛先だけチョチョっと付けて書くと、線の始めはにじんで濃く出て、終わりはかすれて薄く出てしまい、一本の線の中で墨色がまばらになってしまいます。

原因は、墨を付けた毛の部分から半紙までの距離が近いために、筆が半紙に接地した瞬間に、墨が一気に逃げてしまうからです。

毛の根元、そして手前側だけでなく360°まんべんなく墨を付けると、安定して墨が排出され、墨色が美しく均等に反映されます。


また、正しい墨の付け方は、筆を傷めない効果があります。

毛先だけ付けた状態で時間が経過すると、根元の墨が固まり、そのまま書いてしまうと圧力がかかり切れ毛の原因になります。

焦らずにじっくり墨をつけることが美しい文字への近道です。

約半年ぶりの投稿

2012年08月12日 18時29分22秒 | 双龍の活動
半年ぶりの更新です。


ふたば書道会の運営や、自分のキャパを越えた手本書き。

その重責を全うするために、今まで以上に書と向き合い、それ以外の時間は、生徒さんや師範の先生方が、いかに幸せになるかを考えていました。

先日の全国支部長会議で、先生方の充実した表情を見て、自分のやってきたことは間違いではなかったんだと、ようやく安心することができました。

僕を全力でサポートしてくれた双葉・双雲・双鳳、弟子の折笠や師範の先生方、生徒さんたちに心の底から感謝しています。

世界一ワクワクする書道会をつくるため、これからもがんばります。