双龍の感動の書生活

日々の感動を一文字で表現

祖母の短歌

2005年06月16日 01時55分47秒 | 書作品
教室に家庭教師と、しゃべりすぎて声が枯れてしまいました。
話すのすごい好きですから止まりません。

今日は、祖母が私のために作ってくれた短歌を紹介します。
内容は、
「丈け高き椰子(やし)の並木の海浜にわが手をとりて孫のいざなふ」
です。

この歌は、熊本の不知火町にある海岸線に連れて行った時に生まれたものです。
祖母は足が悪いので、海浜に着いても車の外に出ようとはしませんでした。
しかし私は、祖母に海の潮の香りを楽しんでもらいたくて、
手を引いて車の外に連れ出したのです。
海の香りとその風景に感動していました。。

そして、後日祖母から電話があり、
「不知火の時の短歌が出来たよ。」
と言ったので、私は不知火の綺麗な海岸線を歌ったものだと思ったんです。
しかし、祖母は、不知火の海浜の風景よりも、私が手を引いて外に連れ出してあげたことに
最も感動したみたいです。

本当に感動しました。
なんて情緒が豊かなんだと感涙しました。
私ではこんな良い歌を創り出せません。

私もこんな素晴らしい感動を言葉を創りたいですが、
その感動を言葉に乗せることができません。

もっともっと、日々努力を重ね、経験を積むことが大事なんだと痛感ました。
がんばります!