双龍の感動の書生活

日々の感動を一文字で表現

2007年07月28日 00時57分40秒 | 書作品
書道をしていると、不思議な感覚に襲われることがあります。

書いても書いても上手くならない。
むしろ、ヘタになった気がするんです。

周りから見れば、もの凄い上手になっているのに、
本人には上達したという実感がないのは不思議ですよね。

私は、腕が上達するよりも、「目」が肥えるほうが早いからだと考えています。
(他にも原因はありますが)

頭の中では、もっと美しい書が出来上がっているのに、
それを半紙の上で表現できないのです。

「何で書けないのか。」と思うのではなく、
「美的感覚が良くなったんだ。」と思うべきです。

書道では、ヘタになるということは絶対にないと思います。
もちろん、調子の良し悪しはありますが…。

そして書道を続けていると、必ず”本当の”壁にぶち当たります。

私も毎日、古典の臨書をしていますが、壁は感じます。
書いても書いても上手くならないんです。

しかし、私はその壁を精一杯楽しんでいます。

壁を乗り越えたときの爽快感は言葉では言い表せないほど、
気持ちが良いんです(^^)

書道することを苦にしないで、楽しむことが一番上達する近道だと思います。

「まっ、いずれ壁はこえられるっしょ!」
ぐらいの気持ちでいいと思います。
(こんなこと言うと、また怒られそうですね 笑)

楽しくないと、続けられないですしね。。。



またまた長くなってしまった!
ついつい書道のことになると熱くなってしまうからなぁ。

とにかくみなさん、書道を楽しみましょう!


自惚れ

2007年07月25日 00時44分31秒 | 書作品
最近、自分が自惚れてるなー、と感じることがあります。

それはきちんと自制しなければいけないでしょうね。

しかし、多少の勘違いがなければ、周りの雑音を気にせず夢を追いかけることはできません。

周りから何言われてもいいから、
もっと自惚れてもいいと思います。
(過剰な自惚れは危険ですが)

私も、自惚れがなかったら、この仕事はやれてないと思いますし…

自惚れを反省して、自分を見つめ直す姿勢と、
その反面、自惚れを利用して、がむしゃらに行動する姿勢の両方が大事ですね。


七夕

2007年07月07日 23時50分06秒 | 書作品
今週は七夕ということで、
生徒さんに短冊色紙に、願い事を書いてもらいました。

この写真はほんの一部の作品ですが、
素晴らしい作品ばかりでびっくり。

この細長い紙を上手に使えています(^^)

小学二年生の女の子が、「花鳥風月」とは渋い!
「鳥」と「風」をまだ習っていないので、
大人には書けない味があります。

「三年後は国際人」を勘亭流で書くとは面白いですね。
本当の意味での国際人とは、自国の文化・歴史などを熟知した人物である、という意味で書いたそうです。

「すくすく」もかわいらしくていいですね。
日本語の美しさを凝縮させたような言葉ですね。
この四文字だけで、小さいお子様を大事に育てたいという親心を連想することができます。

「和」はうまい!の一言でした。
平らに「和」を書くことで、「平和」を表現したそうです。
この色紙の余白を上手に使えてますね。

他にも、素晴らしい作品がたくさんありますが、
紹介し尽くせないので、このへんで(^^)

毎日、生徒さんの個性を見ることができるので、
もの凄い勉強になります!

楽しくてしかたないですよ。