口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

賛否両論の魅力

2010-07-31 10:00:00 | YMO &more

22時30分就寝。2時30分に目が覚めて、
30分ルールにより、3時起床。

昨日、写真部分だけを2回しした


   『Yellow Magic Orchestra × SUKITA』


を手に取って、後半のお三方へのインタビューや、
各関係者の方々のコメントのテキスト部分を
じっくりと読みました。

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   *****


この本、発売日前日には、まだタワレコには搬入されておらず、
Amazonからは配達が遅延するといったことで、
29日に、ようやく念願かなってタワレコで入手。

ま、偶然にも、同じ日にAmazonからも配達があったので、
待ちに待った割には、一気に2冊になって
しまったわけですけど( ̄w ̄)ぷ




この、発売日から5日遅れで入手したという遅延が、
今回の感想には大きく影響しています。

というのも、ネット上で、この書籍に対して、
賛否両論の感想を随分と読み聞きしていたからです。

当然ながら、僕自身も、この書籍にはかなり期待していました。

だってYMOの、いわばオフィシャルな一品であると同時に、
YMOのビジュアル面で欠かせない写真家・鋤田正義さんの写真集。

しかも、全600ページ!
紙質や製本形態なども、特殊仕様!!
さらに、発売延期に次ぐ延期!!!( ̄w ̄)ぷ

ファン心理としては、期待が高まるばかりです。
そんな状況での発売。

個人的には、


   ああ、なるほどね~。


というのが、正直な第一印象でした。

この『なるほど』には、ポジティブな意味も、
ネガティブな意味も含まれています。

絶賛している方のコメントも意味も分かるし、
こき下ろしている方の気持ちも分かる。

ここでは、この書籍装丁の芸術性(新聞広告風にザラ紙に
印刷することがうんぬん…という意味で。仕様の詳細はこちらで
には論じるつもりはありません。

もっと下世話なレベルで僕が感じたことは、
これはTweetもしましたが、


   これは、豪華絢爛な『YMO写真集』ではなく、

   手垢をつけながら何度もページをめくって楽しむ

   『YMO写真雑誌』なんだ


ということ。
好き/嫌いは分かれるでしょう。

だから、僕も絶賛したり、これは買うべきだとか
人に薦めるつもりもないですが、個人的に好きな本です。

そして今朝方、後半のテキストページを読んで、
その想いは、より強まりました。


   3人のインタビューが、とても面白い。


これまでも、度々発行されたYMO関連書籍や再発CDで
3人の『YMOを改めて振り返ってみて』的なインタビューは
いくつもありますが、今回ほど読み応えがあるものは、
なかなかなかったのでは、と思います。

と言うのも、これまでのインタビューは、
どこか3人の発言の行間に


   もう終わったことだから


というような意識を感じることが多々ありました。
でも今回は、3人とも、YMOを客観的に分析しながら、
しかも、現在進行形のこととして、


   YMOについて語ろうという


という想いが感じらる。

それはやはり、現在再び『Yellow Magic Orchestra』として、
再び新しい音楽を生み出し始めていることが、
強く影響しているように思います。

そう考えると、この本は、すごくYMOらしいし、
30年前と同じように、写真家としての鋤田さんの個性も
色濃く出た書籍だと感じます。

すると、この本に対する賛否両論も、
その謎解きができような気がしました。

YMOファンの中には、『今のYMO』のファンと、
『かつてのYMO』のファンがいます。

『かつてのYMO』を欲している方は、ぶっちゃけ、
この写真集は、かなりガッカリしたんじゃないでしょうか。

でも、『今のYMO』も好きな方なら、
この写真雑誌に、意義を見いだせると思います。


   で、僕はというと、


困ったことに『かつてのYMO』の大ファンでもあるし、
『今のYMO』の大ファンでもあるので、

困ったことに、がっかりしながらも、それと同時に、
ニヤニヤしながら、むさぼり読んでいるわけです( ̄w ̄)ぷぷぷ

そもそも、常に賛否両論を巻き起こしてきたのが、
YMOなんですからね。


   ******


上では、分かりやすいように
3人のインタビューしか触れませんでしたが、

鋤田さんのインタビューも充実した内容でしたし、
YMO戦略の仕掛け人とも言える当時アルファ・レコードの
村井邦彦や川添象郎さんのコメントも面白く、

さらに、そのYMO現象を外部から見ていた
他メーカーの方のコメントも、とても興味深いものでした。

僕的には、この後半のテキスト部分だけでも
十分に購入に値する書籍です。

誤解を恐れずに言うならば、
インタビュー本に写真が付いていると考えても
いいんじゃないかと思うくらい。

ただ、その写真が、インタビューの内容を
より陰影の深いものとしています。

それと同時に、


   やっぱり、『写真』って、いいなぁ


と、この書籍を通して感じました。



   *****


と、何だかんだ書きましたが、
僕のようなミーハーファンにとって、
この本の最大の問題は、


   外箱をどう開けるか( ̄w ̄)ぷ


当初は、2冊買った強みもあって、
パッケージは破って、カッターでシールの右端を
潔く切っちゃおうと思ってました。

中途半端にシールをキレイに剥がそうとすると、
結果、絶対に余計にキタなくなっちゃうことは、明白。


   だが、しかし。


本当にそれでいいのか!?
と、もう一人のオタクサイドの自分がささく( ̄w ̄)ぷ

しかも、カッターを入れると、


   幸宏さんの左肘を切ってしまう!( ̄◇ ̄;)おーまいがー


これは、僕的にあり得ない。考えられない。

と、酔っぱらって思考回路が停止した脳で熟考したうえで、
酔っぱらった勢いで、


   外箱の上部をオープン!( ̄□ ̄;)ぜんしんけいしゅうちゅう!


この方法だと、箱の一部を切る必要もあるんですが、
うむ、なかなか上手く行きました!!!(^◇^)

これから購入する方の、ご参考まで( ̄w ̄)ぷぷぷ




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