口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

歯医者九日目~クリアランス

2006-09-29 14:05:52 | 日々是日常

1時就寝、4時起床。

飛び込みの仕事をえっさこらさっさ。
なんとか、約束の15時には先方にデータを送れましたが、
結果はいかに!?


   *****


ということで、ひと仕事終わって歯医者に。

前回で、右半分が完パケしたので、今日から左エリアに突入です。
その前に先生と作戦会議(というか、先生のガイダンス)。


今日治療する右下の奥歯は、以前に詰め物をしていたのが外れたところで、
そのまま数年間放置していたところ。

で、通常は金属で被せる治療をするような症状だそうなんですが、
被せるには歯を全体的に1mmほど削る必要があるそうなんです。

でも、僕の場合は以前に詰め物をする際に、一度すでにある程度削っているため、
さらに今回も削ると、歯の神経に当たってしまう可能性があるらしいのです。

そのような場合に、だいたい神経を抜くことになるんですが、
神経を抜いてしまうと、歯に栄養が届かなくなるらしく、
抜かないで済むなら抜かない方がいいとのこと。


と言うことで、結論。


詰め物が外れた穴の周囲だけを少し削って大きくして、再度、詰め物をすることに。
神経はそのままキープで、金属の被せ物は装着しないことになりました。


   *****


ってことで、今日も麻酔。麻で酔わせていただきます。
ガリガリ削って、型を取って。いつもお馴染みのシーケンス・フレーズ。

そんな時に先生が助手さんに向かって


   歯『クリアランス注意って(カルテに)書いておいて』


と言いました。おお、クリアランス!懐かしい言葉です。
10年ほど前、某楽器メーカーで基板のパターン設計をやっていた頃には、
毎日何回も発していた言葉。

電子機器の中に、いろんな部品が取り付けられている緑の板があるじゃないですか。
あれを基板と言います。で、模様のように描かれている細い線、あれがパターンです。

パターンは銅で出来ていて、部品の足と足をつなげます。
つまり、線で電気配線をしているわけです(下の写真を参照)。

それをね、パソコンで1本1本つなげていくわけですよ。
ま、今じゃ自動配線(オートルーター)技術も発達しているんでしょうけど、
僕がやってた頃は、自動配線はまだ試行錯誤の段階で、
結局、すべでマニュアルでパターン設計をやってました。

で、そのパターンとパターンの最小間隔、それを『クリアランス』と言います。
僕がやってたころは、両面基板で


   0.15mm


だったような気がします。違ったかなぁ。
ま、簡単に言うと、0.15mm以下の間隔でパターンを近づけちゃうと、
基板の製造クオリティーの問題で、バターン同士が


   ショートしちゃう


って可能性があるわけです。
まあ、今じゃこのクリアランスの数値も、さらに小さくなってるかもね。


   *****


閑話休題。


ってことで、歯科医の先生が言った『クリアランス』って言葉は、
きっと歯を削る際に、


   神経に当たっちゃわないように気をつけろ


って意味なんでしょうね、きっと。なるほどなるほど。
え?このお話、オチなんて、ありませんよ( ̄w ̄)ぷぷぷ


さてさて、何の基板でしょう?


シンセの底板を外すのが面倒だったから、トラ技から写真を拝借^^;)


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MR.YF)
2007-05-19 13:29:21
最近勉強してるのさん>
はじめまして!コメントありがとうございます。

歯医者さんの言うクリアランスとは、かみ合う歯との距離だったんですね!
いやぁ勉強になります。いろんな専門用語があるもんだ。
専門の方に教えていただけるなんて、感謝感激。
ありがとうございます!

さあ、歯磨くぞ!(^◇^)
返信する
Unknown (最近勉強してるの)
2007-05-18 17:44:58
クリアランスとは対合歯、かみ合う反対側の歯までの距離のことです。詰め物の高さが高すぎるとその歯に強く力がかかり、最悪神経にもダメージをおこしかねないから詰め物の咬合に気をつけてくださいという意味です。
返信する
Unknown (MR.YF)
2006-10-02 07:54:30
ってことで、一応正解を。
JP-8000のメインボードの写真です~。
何でか知らないけど、トラ技に載ったんだよね。
返信する
Unknown (MR.YF)
2006-10-01 03:49:00
もれっくすさん>
なんたって、ハード屋さん2~3人で
シンセ1機種作ってましたからねぇ~。

ちなみに、僕がやってた頃は、まだUSBはこの世に存在しませんでした。^^;)
Win3.1の時代ですからねぇ~( ̄w ̄)ぷ
返信する
Unknown (もれっくす)
2006-09-30 17:00:29
>詰め物が外れた穴の周囲だけを少し削って大きくして、再度、詰め物をすることに。
>神経はそのままキープで、金属の被せ物は装着しないことになりました。
接続部をコネクタにせず、ケーブルにブチルテープを巻くにとどめておく、なんつって(爆)。

 へー、アートワークをしてたんですね。毎日CADとにらめっこですか。
基板の写真、H8(マイコン)が搭載されているあたり、それほど古いものではなさそうですね。
うーん、USBオーディオでしょうか。何かそうだった覚えが!
・・・と、電子工作趣味が復活していた10年ほど前を垣間見る。
返信する

コメントを投稿