17時過ぎに取材が終了。
これは間に合いそう!ってことで、
まさかの2日連続で、末広町にゴー。
昨日に引き続き、3331 Arts Chiyodaで開催されている
『YELLOW MAGIC ORCHESTRA × SUKITA』未発表写真展
に行ってきました。
…ってことは、昨日のブログにも書きましたが、
今日の目的は、これ。
『YELLOW MAGIC ORCHESTRAワールドツアーの真実?』
鋤田正義×吉村栄一×三浦憲治
18時から始まるトーク・セッションです。
鋤田さんと三浦さんと言えば、
YMOとは切っても切り離せない関係のフォトグラファー。
僕は30年前から、お二方が撮った写真を通して、
お三方を見続けてきたわけですから、ひょっとしたら、
他の方がYMOのオフィシャル・カメラマンだったら、
ここまで僕はYMOにハマっていなかったかもしれない
というぐらい、知らず知らずに強い影響力を受けています。
そんな鋤田さんと三浦さん。
それぞれのトークショー的なものは、
これまでも何度か観覧したことがあるのですが、
お二方揃ってというのは今回が初体験!
*****
もう、興味深いお話の連続だったんですが、
個人的に印象に残ったお話をいくつか。
(イベント後に立ち話でお聞きした話しもあります)
◆三浦さん曰く、『OMIYAGE』のP60-61からの一連の写真、
同写真集の広告にも使われていたカットですが、本当は表紙を
撮影するためのものだったんだそうです。が、いきなり細野さんが
ズボンの裾をまくりあげてふざけ始め、結果、このように。
それで仕方なく、改めて撮影し直したカットが、
最終的に写真集の表紙になったんだそうです。
◆そして、細野さんが『ビニ本なら出していいよ』と
言ったのがきっかけで、OMIYAGEのような装丁となったとのこと。
◆鋤田さんはYMOより年上なので、三人がリラックスできる
雰囲気作りを意識していたらしい。で、三浦さんはYMOと同世代
(細野さんに1つ下)なので、撮影となると、いつもお三方が
ふざけて、大変だったとのこと(笑)。それは今でも継続中らしく。
◆三浦さんによると、カメラを向けるといつも最初にふざけ
始めるのは細野さん、それに教授が乗じて、幸宏さんが仕方なく
合わせてくるパターンだったそうです。HASYMOのDVD特典映像でも、
そういう瞬間がありましたね。
◆70年代にグラムロックやパンクを撮っていた鋤田さんにとって、
動きのないYMOのステージは、最初は戸惑いがあったらしく。
そこで機材を撮ってみたそうですが、それが今となっては
非常に貴重な歴史的資料に。
◆YMOのステージでは、やはりシンドラに囲まれた幸宏さんが
一番撮りにくかったらしく。80年のロッテルダム公演では、
ステージ上に通路があって、そこから三浦さんが撮影したんだ
そうです。が、『上から埃が落ちてくると』メンバーに
クレームを言われたらしい( ̄w ̄)
◆いわゆる「シノゴ」と呼ばれる4×5in判の大伴のカメラで
ステージを撮影する際、シャッタースピードが遅いので、
普通はプレイヤーがブレブレで写ってしまうそうなんですが、
YMOのステージではAKKOちゃん以外はブレずに、三浦さんは
驚いたとのこと。幸宏さんですら、手だけブレて顔はブレ
てなかったそうで。
◆ちなみに80年の写楽祭、オフィシャル・カメラマンは
三浦さんで、鋤田さんは自分の席のチケットを持っていて、
そこからすべてのカットを撮影したとのこと。
◆三浦さん、80年の武道館ではちょっと変わった
アプローチで撮影してみようということで、ポラロイドを
多用したんだそうです。
◆変わったアプローチと言えば、写真集『SEALED』の
表紙を飾っている、石ころに焼き付けている写真。
これ、アートディレクター奥村靫正さんの『封印したような
ビジュアルにしよう』というアイデアから思い付いた手法
だったそうで、ヤカンだとか下駄だとか、湯たんぽだとか、
いろんな物に焼き付けてみたところ、石ころが一番
よかったんだそうです。この現物は、今でも三浦さんの
事務所に無造作に置かれているとのこと。
◆ちなみに、その三浦さんが最初にYMOを撮影したのは、
小学館からの依頼で、『OMIYGE』のP97に載ってるお三方が
フォークギター(幸宏さんはバンジョー)を持ったカット
だったそうです。当時は既にYMO人気は爆発していて、
YMOの撮影だと意気込んで行ったらこの格好だったので
驚いたそうです。ちなみに、フォト・スタジオでも、
お三方は『花は何処に行った』を演奏してくれたとのこと。
◆そして、鋤田さんがYMOの写真の中でも一番印象に
残っているという『SOLID STATE SUVIVOR』のジャケット写真。
これ、YMOのKIRINラガーCMでも一瞬映るんですが、
なんとCMではコカコーラが消されている!
それ、知らんかっとってんちんとんしゃん!
でも、よく考えれば、そりゃそうだ!
(下の動画の0:50あたり)
◇YouTube:YMO KIRINラガーCM
</object>
…とまあ、他にもたくさんあったと思いますが、
パッと思い出すのは、こんなところかな。
せっかくなので、ついでに。
以前、三浦さんのトークショーで聞いた話ですが、80年の
武道館ライブでは、ステージを『物撮り(製品写真のような撮影)』
しようと考えて、メンバーのアップではなく全景を撮影したと、
おっしゃっていました。
その代表的なカットが『OMIYAGE』のP90-91の掲載されている
ブルーを基調とした開演前の全景写真。これ、赤外線カメラで
撮ったんだそうです。
【追記】
トーク・セッション終了後に三浦さんが魚眼レンズで撮影した写真!
http://photozou.jp/photo/show/1085303/58120378
*****
トーク・セッションが終わって、座席を立つと、
すぐ後ろにpupaの権藤知彦さんが! ちょっと挨拶をして、
会場を出ると、いきなりフォト・セッションが始まってました!
あ~、白く飛んじゃった。
しかも三浦さんが映ってない!
…と思って、他のカットを探したら、
あ、写ってた!…右端に、後ろ姿が( ̄w ̄)ぷ
で、この外人さんは…あれ?
ひょっとしてクリス・モズデル!?( ̄◇ ̄;)はうあ~ゆぅ~?
*****
そんなこんなでひと段落して、三浦さんがフリーに
なったところで、『OMIYAGE』にサインをお願いしました。
表紙にガッツリお願いしますと言ったところ、
(本が)すごくキレイだねぇ!
オレが持ってるのボロボロだよ(笑)
エドくん、これ見て!
と、近くにいたEd TWAKIさんにも声をかけて( ̄□ ̄;)まじっすか!?
しばらくは『OMIYAGE』の話題に。
そして三浦さん
表紙はもったいないから…
(と、裏表紙を見たり、中身をめくったりしながら)
じゃあ、ここにしよう。
と、『撮影の人』と書いてくれました(_o_)
そして、鋤田さんのサイン会でも『OMIYAGE』を取り出し、
僕が一番好きな80年武道館ライブのポスターの所に
サインをいただきました(_o_)
この数年、信じられないような方々とお会いする機会が
急激に増え、ちょっと怖いくらいの幸福感。
きっといつかバチが当たるんじゃないかと思いながら、
疲れも吹っ飛ぶほどのテンション高めで、会場を後にしました。
…あ、会場限定Tシャツ、今日は白を買おうと思ってたのに
買うの忘れちゃった( ̄w ̄)ぷぷぷ
ご無沙汰しています。
レポートありがたく拝見させていただきました!
(鋤田さん、三浦さんは、すごく腰が低い方ですよね)
アンサーというか、関連記事といいか、引用というか?
させて頂きました。
よろしければ、(文章力は、期待せずに)ぜひ読んでみて下さい。
不愉快でしたら、削除&肉まん(中華街で)、ごちそうします。(
ご無沙汰しております!
コメントありがとうございます。
ブログ記事、拝見させていただきました。
不愉快なんてとんでもない!
あ…でも、肉まんは食べたいです( ̄w ̄)ぷ
三浦さんネタで書きたいこともあるので、
時間が取れるようになったら、アンサー記事&コメント
させていただきますね!!!しばしお待ちを(_o_)
認知(笑)ありがとうございます。
今度、肉まん食べながヲタ話でも!
こちらも自分&友人などのY.M.O.エピソード特盛りなので
たら~り記事にしてゆきます。
(思い出した、某エータンネタも)
いかんせん、文章、表現力に乏しいのが難です。
では、では........。
是非是非!!!
肉まんも、ヲタ話しも!!!( ̄w ̄)