口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

ローランドV-Piano&Organカンファレンス

2009-01-27 16:31:13 | 取材

仕事もやって、お風呂に入って、昼ごはんも食べて、
駅まで走ることもなく、予定の1本前の電車に乗って、
超珍しく、余裕たっぷりで12時30分に外出。


   電車が止まって、予定より10分遅刻( ̄◇ ̄;)なんで!?


ということで、
13時25分頃にザ・プリンス パークタワー東京へ。


   敷地が広すぎて、入口が分かりません( ̄□ ̄;)なんで!?


そんなこんなで、ギリギリに会場に到着。
ローランドの新製品、『V-Piano』の製品発表会に行ってきました。


   *****


ローランドの『Vシリーズ』をご存知の方ならピンとくるでしょうが、
モデリングでピアノのサウンドを作り出すという、新しい楽器です。

つまり、この楽器から奏でられるピアノのサウンドは、
サンプリングではなく、あくまでも演算によって作り出されたもの。

言い方を変えれば、演奏者自身が調律・整音をすることができ、
さらにグランド・ピアノでは物理的に実現できなかった
全弦巻弦や高張力による長い弦、低音弦の3本化のサウンドも
作り出すことができるピアノということです。

詳細は、ローランドのニュースリリースをご覧ください。
http://www.roland.co.jp/news/0407.html

あ、あとコチラもご参考に。
★2009年1月30日『進化する楽器たち』


   *****


この技術の開発には10年の歳月をかけたとのこと。

僕は学生時代、楽器音響を専攻していました。
太古の時代から、設計図も何もなく職人の勘と技術で継承され、
何百年もの時間をかけて完成したアコースティック楽器。

それを、物理学や数学で解析することに、
何の意味があるのか疑問に思っていた時期がありました。

その時に担当教授に言われた


   今ある素晴らしいアコースティック楽器が
   これから先、永遠に作り続けられるとは限らない。

   原材料を変えざるを得ないかもしれないし、
   代用できる材料がないこともある。

   そういう時に、楽器の音を残すひとつの方法だ。


という言葉を思い出しました。

…とカッコいいことを言いつつも、
僕の卒研&修士論文は、共に


   『木魚の音響学的解析』


だったんですけどね( ̄w ̄)ぷ






最後に行われた梯郁太郎ローランド特別顧問のスピーチ、
個人的に、かつての朝礼の風景を思い出しました。


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