5時就寝、12時30分起床。
明徳義塾高校が甲子園出場を辞退。
いい悪いの議論は、
ここでするつもりはないが、
とにかく人生1度しかない時間を奪われた彼らのことを思うと心が痛む。
また、急遽代替出場に決まった高知高校の3年生部員も、
悔いを残しながらも一度引退をし
無理やり踏ん切りをつけた後の突然の甲子園出場は、
嬉しくないはずはないだろうが、
正直、複雑な思いだろう。
野球に限らず、運動部に限らず、
高校時代にはこのような部活の大会がたくさんある。
高校3年間の最大の目標であり、
人生の中でも大きなイベントである。
しかし、それは反面、
一歩間違うと、
一生の心の傷にもなりかねない。
また、
努力しても報われないことがあるという、
人生の、現実の厳しさに直面することもある。
問題なのは、結果ではなく、その過程。
そして、その経験を、その後の人生にどう活かしていくか。
しかし、それは大人になってから初めてわかるものであり、
外的要因で、高校生にそんな現実に向かわせるのは酷である。
だって、
高校を卒業して20年経った今でも、
高校時代の自分と、自問自答し続けているのだから。
その昔、
星陵高校の松井秀喜選手が甲子園で五打席連続敬遠されて、
高校野球のレベルを超えた大きな社会問題になった。
そのとき、
多くの人は自分の立場を彼らに置き換えて
いろいろと議論が行われた。
しかし、その時も自分は答えを出せなかった。
自分だったら勝負できたか。敬遠を選んだか。
そして、今でも迷う。
その時の、星陵高校の相手が
明徳義塾高校だった。
甲子園は、6日開幕する。